次の満月までに真琴(加藤ローサ)の生き血を吸わなければ、
塵となって消えてしまうとカイト(近藤真彦)に宣告された
ルカ(中山優馬)。死の恐怖におびえるルカは、今度こそ
真琴を襲おうと決意。
獲物から一瞬も目を離すまいと、授業中も教壇の真琴を
見つめ続ける。
その強い視線に気づいた真琴は、前日、ルカに突然抱きしめ
られたこともあり、戸惑いを隠せない。
襲いかかるチャンスをうかがいながら、学校の廊下を歩く
真琴の後をつけるルカ。
ところが、もう少しで追いつけるというところで、
真琴に声をかけてきた香織(桜庭ななみ)に邪魔されてしまう。
苦々しく香織を見つめるルカの前に思わぬ人物が立ちふさがる。
香織に思いを寄せる宏人(中島健人)だった。
宏人はルカも香織を狙っていると誤解し、「香織には手を出すな」
と頼み込む。しかしその気がないことを知ると、今度はルカが
真琴に恋をしていると早合点。恋愛相談に乗ると脳天気に
盛り上がり、ルカをあきれさせる。
その頃「しんじょう」では、店の前をうろつく怪しい中年男を
将太(森本慎太郎)が目撃。
それを聞いた敦子(堀内敬子)は動揺を見せる。
さらに不審な電話を受け、二朗(伊東四朗)に聞こえないよう
声を潜めながら「店に電話しないで」とうろたえる敦子の様子に、
将太は敦子が借金取りに追われているのではと心配になる。
「母ちゃんが変な男に追われてる」とルカに相談するが、
真琴をどう襲うかで頭がいっぱいのルカは上の空。
ルカにも悩みがあると察した将太は、誰かに話してみるといいとうながす。
将太の言葉にヒントを得たルカは、真琴と2人きりになる方法を宏人に相談。
宏人のアドバイスを試してみるが、ほかの生徒に出された問題に勝手に
答えて授業をぶち壊すなど、真琴の気を引くつもりが逆に怒らせてしまう。
“最後は強引に行け”という宏人のアドバイスに従うことにしたルカは、
きつく叱ったことを謝りに来た真琴から強引に血を吸おうとするが、
そのとき、物陰からこっそりと何かを見ている将太が目に入る。
将太が見ていたのは、店の前にいたあの中年男に会う敦子の姿だった。
男に責められ、必死に頭を下げている敦子。母親のピンチ!
と気持ちを抑えきれなくなった将太は、ルカと真琴が止めるのも聞かずに
飛び出していき、「命をかけても母ちゃんは守ってみせる!」と男に食らいつく!
ところが、将太が借金取りだとばかり思っていたその男は、実は敦子に
結婚を申し込んでいたのだった。
しかし、母親を守ろうとする将太の懸命な姿と、
敦子の「亡くなった旦那にまだ恋している」という言葉にあきらめて去っていく男。
「本当に好きだったから、亡くなったからって忘れるわけない」
と夫を思い続ける敦子に、真琴は10年前に死んだ歩が忘れられない自分を重ね合わせる。
一方、真琴を襲う絶好のチャンスを台無しにされ、落ち込むルカ。恋して
心配した宏人は、ルカと真琴を2人きりにさせてやろうと思い立つ。
ルカのいる音楽室に真琴を誘い出し、外から鍵をかけて閉じ込める宏人。
ところが鍵を開けるのを忘れ、そのまま帰宅してしまう。
夜、ルカと音楽室に閉じ込められたまま眠ってしまった真琴。
その寝顔を見たルカに牙が現れた。ルカは心を決め、首筋に顔を近づけるが、
真琴が涙を流し寝言で「歩…」とつぶやくのを耳にした途端、牙はすっと消えてしまった!
その理由がわからず、ルカは激しく動揺して…。

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