GNリサウンド・セミナーは二つのテーマで行われました。一つ目は海外でもてはやされているCOSI(Client Oriented Scale of Improvement):顧客指向改善スケールによる補聴効果測定の方法です。
聴力の良く似た中度難聴のAさんとBさんの補聴効果測定についての症例の説明がありました。Aさんは補聴器の効果を認めているがBさんは余り認めていない。これは何によるのでしょうか。目標と補聴器の限界などのカウンセリングがとても大切ですがそれだけではありません。

この表は横軸が右から左へSN比が25〜0dB変化した時の弁別能を表していますが、Aさんは5dBで100%ですがBさんは15dB以下では0%になってしまいます。(破線部分は本人、一点鎖線は健聴者)
下の表からBさんは中度SN比難聴となります。このような検査は日本では余り行われていませんでした。またカウンセリングは誠実、熱心、共感、敬意、積極的な見方で臨むことが求められます。


この講義をされた上前牧さんと。(国際基督教大学―カナダ・ブリテッシュ・コロンビア大学大学院―カナダの州立病院2年勤務―GNリサウンド・ジャパンに入社したオージオロジスト。パーティ会場にて。私は少し酔っている)
二つ目のテーマは騒音下でのGNリサウンドのメトリックスによる言葉の聞き取りの実験です。この図は左が騒音と言葉の複合音(源音)、中央が1秒間に1000回のスペクトロ分析によって言葉成分を残した状態(まだ騒音が少し残っています)、右端は更にあらゆる周波数の騒音を同時に20個まで抑える指向性によって騒音感度を落とした状態を表しています。

0