新しいフィールドを開拓しようと、山際を見ながらドライブしていた。
すると、隣町で雑木林に隣接した竹林を見つけた。
自宅から15分なのでそれほど遠くはない。
荒れ放題の竹林で、いかにも何かいそうな雰囲気だ。
雑木林でムネアカを採集し、竹林でミカドを探そうという魂胆である(笑)
さっそく仕度をし、いざ出陣!
ひとしきり辺りの様相を観察してみる。
クヌギがメインで、ヒノキなども入り混じった天然林である。
アカマツは少なかった。
作業に取り掛かってすぐ、ヒノキの朽ちた切り株からケアリがでた。
(いちおー自宅に持ち帰り同定したらトビイロケアリでした)
竹林でミカドのサテライトを5つほど出した後、初期コロニーがでた。
Q1W2L4の小さなコロニー。
越冬中をいいことに羽蟻のいないサテライトを混ぜて
3年規模のコロニーに仕立て上げ持ち帰ることにする。
毎度お馴染みのやり方では進歩がないので、少し狙いの志向を変えてみた。
その竹林には真竹に混じって布袋竹が生えている。
布袋竹とは釣竿に利用される竹で、根に近い部分の節が斜めになり
節と節の間が短い竹である。

根元がこんな感じの竹

枝が枯れて落ちると、そこにはこんな穴が開く
何かいそうな雰囲気ありありでしょ?

・・で、割ってみるとこういう風に部屋ができている

指との比較
茶色くなっている部分にそいつらは棲んでいた

ケブカツヤオオアリ
これは大型ワーカー

ケブカツヤオオアリの小型ワーカーに並んでもらった
上の大型Wと比べると、頭の形の違いがわかる
前胸は褐色がかる個体が多い

上から見たのではよくわからないが、こうして横から見ると
なるほど、かなり毛深いねぇ

雌雄の羽蟻もいた
腹部が虎縞の雌アリです

雄アリの腹部先端
対の黒い鉤状の突起部分が出たり引込んだりする
そこを雌の腹部先端に引掛け外れないようにして交尾するのであろう
さて、ケブカツヤオオアリが出て、普通なら喜び勇んでいるはずなのだが
これにはオチがある。
ケブカツヤオオは5コロニー出たが、すべてサテライトであった。
女王不在なのである。
ただでさえ「比較的まれな種」と言われているのに
サテライトまでつくるとは・・・
これじゃあ女王のいるコロニーを探し出すのは至難の業ですな。
なんてこったい _| ̄|○
あっ! Σ( ̄□ ̄|||)
ケブカツヤオオに気をとられてムネアカ探すの忘れてました(笑)
はいはい。また近いうちにリベンジに行ってきますよ。
次回はちゃんとムネアカも調査しますってば(笑)