全てをぶっとばす覚せい剤。倦怠感だって気がふさぎ込んでたって覚せい剤さえあれば大丈夫。集中したいときや緊張しすぎでもうやってらんないときだって覚せい剤があれば大丈夫。でも手に入れるのが面倒だ。ドラッグストアには売ってない。
売ってればいいのになぁ。陳列棚の中にフツーに陳列されてりゃいいのに。バカ売れするかなぁ? きっと売れるよ。
そんな容易に手に入るようになれば、きっとこんな会話が繰り広げられる。
「あぁ……やべぇ」
「どしたぁ?」
「え? あ、禁断症状だよ」
「あぁ〜。やってこんかったの?」
「やってこんかった。うわぁ……マジだるいって」
「おいおい、大丈夫かって――」
「なぁ、シャブ持ってない?」
「持ってない」
「持ってないかぁ――」
「おはよございまっす先輩! うっひょ!」
「お、西野――今朝はやってきたの? シャブ持ってない?」
「やってきましたよ! わぁぁぁぁぁ!」
「おいおい、ハイテンションになり過ぎだっての。イマ持ってない?」
「ありますよ! 使ってください! イヤッフォォォ!」
「西野、お前何本やったんだよ」
「三本やっちゃいました! あぁぁぁぁぁ!」
「うっせーなぁ……」
「早く先輩もやってくださいよ!」
「イマやるって……。――……。……――……うっひょ!」
「先輩、入るの早すぎっすよ! あはははは!」
「サンキュー西野! これやんねぇと始まらねぇな!」
「そうっすね! きゃっほぉぉぉーい!」
「お前ら……うるせぇぞ」
「桜木先輩はやってないんすかぁ!?」
「やったけど……やった量少なくてアンマ効いてねぇ……」
「なら桜木先輩もどうぞ! 全部使ってくださいよ!」
「……。そだなぁ。じゃあもらうよ。……。――……。……――……うっひょ!」
「桜木先輩も効くの早過ぎっすよ!」
「あははははは! あはははは!」
「おっしゃぁ! 今日も一日頑張るぜ!」
「がんばりましょ!」
「あははははは! あはははははは!」
「笑いすぎだぞ――あはははははは!」
「桜木先輩も笑いすぎですよ! あははははは!」
「あはははははは!」
「あははははははは!」
「あはははははははは!」
……と、意味のわからん会話が長くなりました。
ものすごーく昔は多くの国で大々的に使用されてたらしい。一回使っただけで何もかもぶっとばしてくれるなんて、まるで魔法の粉だ。とりあえずドーパミンが大量にでるらしい。鬱々してくらーい陰気なヒトほどこのクスリが必要だ。社会にとって必要な能力はぜーんぶ覚せい剤がもたらしてくれる。
一度芸能人の覚せい剤が発覚すりゃ、過剰にマスコミが反応する。何日も続けて報道する。覚せい剤覚せい剤覚せい剤覚せい剤……。撲滅PRやそんな報道による“宣伝”によって覚せい剤はものすごく有名だ。小学生だって知ってるようなぐらい。自分が小学生の頃は小麦粉や片栗粉を「覚せい剤覚せい剤」と言って楽しんでた時期があった。きっとどっかの小学生にジュースになる粉末使って鼻から吸引して「覚せい剤ゴッコ」とかやる子いるんじゃないかな?(いるわけないかw)笑いとるためにやるオトナはいそう。きっとウけるよw
クレヨ○しんちゃんとかでやってほしいなぁ。しん○すけが家で粉末を鼻から吸引して「覚せい剤ごっこー」とかw
あぁ、一度はやってみたい。覚せい剤やったこあるヒトがうらやましいなぁ(おいおいそりゃ不味い言動だよw)
人によっては最初ものすっごい頭が痛くなるらしい。怖いな。
酒もタバコもまったくしない自分はハマることはまずないだろうな。ありのままの自分を愛してるし、ありのままの自分に自信をもってる。自我や自制の強い人はきっとハマらない。
覚せい剤や他のクスリにハマれるってのは、やはり生い立ちがカギを握ってるはずなんだ。悪いのはクスリのほうじゃない。
悪いのは覚せい剤ではなく、そもそも何も悪くなく――本人は覚せい剤を使わなければやってられなかった状況にあった。覚せい剤を使ったヒトは何にも悪くないやい。
きっと心の傍に母親も父親も誰も居なかったんだろう。精神的に孤独だった。
心の支えも無く不安定なまま生かされてきたんだ。そんな状況、死にたくもなる。腕を切りたくもなる。酒やクスリに溺れたくなる。覚せい剤なんて打って付けだ。

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