私の製作している石膏蟻巣の秘密(というほどのものではないが)を暴露しよう。
採集時、常々思っていたことを実践してみたら、それが真にハマっていたようなのだ。
まず、採集時の状況をよく思い出してみるとわかるが
蟻たちは、自分たちの数に対して広すぎる空間に棲んでいることはまずない。
狭い空間にひしめき合っているというのが大概であろう。
その方が落ち着くのであればそうしてあげればいい。
そういう環境の方が順調なのであればそうしてやればいい。
・・というコンセプトのもと、石膏蟻巣を製作している。
元々継ぎ接ぎの巣は好きになれないので、あちこちにケースを繋ぎたくない。
一つのケースで事を済ませたい(餌場は別)
しかし、将来を見越しての大きいケースに初期コロニーを入れるのは
いささか広すぎる。
自分たちで空間を広げてもらうのが一番理にかなっているわけで
ならば入れ物は広くても蟻の棲んでいる所は狭くしてあげればいい。
石膏蟻巣はよくカビると言われているが、この方法をとってからカビなくなった。
さて、前フリが長くなってしまったが、ここからが本題。
巨大コロニーになってもいいだけの広さをもった石膏蟻巣に
カビを生やすことなく少数の蟻を飼うにはどうしたらいいか。
蟻はカビを繁殖させない分泌物をだすらしい。
そのせいか蟻が頻繁に歩いている部分はカビない。
要はカビが生えない環境にしてやればいいのだ。
アントクアリウムでの経験で、必要のない部分に餌などの残骸を置かれると必ずカビる。
それなら常に蟻が行動しているだけの範囲で囲ってやればいいのだ。
無用な部分は塞いでしまえばいい。
・・ということで考えた方法。
石膏蟻巣にたくさん部屋を作るが、餌場からのチューブが繋がっている一部屋を除いて
それぞれの部屋を繋げている通路にメラミンスポンジで栓をしてしまった。
狭くなれば勝手に齧って通路を開通させてくれる。
石膏自体をカビさせないために、工作の段階でカビ菌を付着させないように気をつけ
メラミンなどもそれなりに扱い密閉してしまえばカビなくなる。
それに加え、餌の残骸がカビないようにするために餌を持ち込まれない工夫をすればいい。
蜂の子を粉末にしたのもそのため。
残骸がでなければいいのだ。
でかい石膏蟻巣にちょっぴりの蟻でもカビなくなったのは
そういう工夫を凝らしてあるからなのだ。
人それぞれやり方も違うと思うが、私はこの方法でカビを克服しコロニーも順調に成長している。