ムネアカオオアリに寄生させているトゲアリだが
そろそろ終盤を迎えているであろう様子が伺える。

トゲアリの腹部を見ると、寄生当初に比べかなり大きくなってきている。
首に噛みついたまま一切放していないのに腹部が大きくなってくるのは
ムネアカオオアリの体液を吸っているに他ならない。
こうなって数日後、ムネアカ女王は息絶えるのだ。
事実、他の寄生コロニーではムネアカ女王はすでに殺された。
その乗っ取り成功したトゲアリ女王の腹部は、やはり大きい。
寄生させるのには、栄養源となる寄主女王の存在の有無が
その後の重要な鍵となるのではないかと考える。
つまり、ワーカーだけを、いわば奴隷としてコロニーにした場合は
トゲアリ女王が欲するだけの栄養交換できるかどうかが疑問なのだ。
栄養交換が不十分な女王は、卵巣の発達〜ワーカー生産までの一連のどこかで不具合が生じ、結果、コロニーになる前に体力が尽き滅びるのではないだろうか。