秋も深まり、朝晩の気温は5℃ほどにまで下がる昨今だが
日中は20℃近くまで気温が上がる。
アリたちのほとんどは越冬態勢になったのか、あまり見かけなくなっている。
そんな中、アカヤマアリ(Formica sanguinea)は元気に採餌活動をしていた。

盛夏ほどの活発さはないが、まだまだ野外に出かけています。
ある程度は寒さにも強い種ということだろう。

アカヤマの巣の近くにハヤシクロヤマの巣があるが
その傍でハヤシクロヤマのワーカーを狩りしていた。
長く厳しい冬を乗り切るために、動けるうちは餌を確保したいのでしょうね。
さて、そんなようにアカヤマを観察していたときのこと。
林縁部近くに変なものを見つけた。
クモの糸が一本張ってあるところに、これまた細長い物体がくっついている。
なんだろう・・と思い見てみると、何やら動くではないか。
どうやらクモのようだが、異常に細長い体をしていて
腹と思われる部分がウニョウニョ動いている。
通常なら「うわっ! えんがちょ!」・・となるところだが
なぜか好奇心の方が勝ってしまった。

これが、そのクモ。
撮影のために展脚してあるが、枝に張った糸にとまっている時は、一本の小枝のように手足を密着させて細長くなっている。
体長は約3cmほど。
調べてみたら「オナガグモ」という名前。
枝葉間に条網を張って、それを渡ってくるクモに粘糸を投げて捕食する
つまり、他のクモを食べるクモらしい。
フィールドでアリを観察していると、今まで身近にいても気がつかなかったものに気がつくようになりますね。
意外と、それが新鮮な驚きと感動を与えてくれたりします。
興味のある方は「オナガグモ」でネット検索してみてください。
けっこうHITしますよ。