山で見つけたケアリ亜属の一種。
普通に見かけるトビイロケアリより小振りだったので採集して
実体顕微鏡での同定をしてみた。
無作為に取り出した数個体をつぶさに観察した各部の拡大写真。

前脚脛節外縁に基部を除き立毛はほとんどない。

触角柄節にも立毛はほとんどない。
体色はトビイロケアリとほぼ同じで、体長は少し小さい。
これらの特徴をデータベースで検索するとヒメトビイロケアリになるが
トビイロケアリとの差は微少なので、同定は非常に困難。
ヒメトビイロケアリに似ているケアリの一種というところまでしか
今の私には同定できません。

口器は非常に複雑な構造になっていて、なかなかハッキリと見えない。

頭部には単眼の痕跡がみえる。
実際に見えているのか見えていないのか・・・。
このコロニーは大き目の働きアリで体長3mm程度で
トビイロケアリより総体に少し小型なのも疑わしい要因だが・・・。
コロニー規模はかなり大きく、朽木1本のほとんどが巣になっていた。
女王が採集できていれば容易に同定できたのであろうが
残念ながらコロニーが大きすぎて発見できなかった。
ヒメトビイロケアリとトビイロケアリの同定はとてもわかりにくい。