今冬は異常な暖冬だ。
例年なら雪に埋もれているはずの山の斜面が、今年はすっかり乾いている。
猟場の一画に竹林があったので、少し散策してみた。
枯竹も乾燥しているものがほとんどだったが、林床に半分ほど埋もれている竹を選び、アリが営巣した痕跡を探す。
ほどなく、割れていない竹の切り口に小枝や落ち葉の細かいものが詰めてある竹を見つけた。
詰め物を取り除くと、そこにはハヤシクロヤマの初期コロニーが越冬していた。

ハヤシクロヤマは、腹部第2節背面上に立毛がほとんどなく
腹部背面はビロードのような光沢があるのが特徴だ。

女王の顔をアップにしてみました。
ハヤシクロヤマは多雌性で、複数の雌がいることが多いのですが
このコロニーは単雌でした。
ワーカー数は27なので、自然営巣の初年度としてはまあまあでしょう。