コンクリート板のトラップを開けてみました。
このトラップは1年を通してクロオオアリの巣口に仕掛けてあります。

そこには夥しい数の繭がありました。
見ちゃったからにはただではすまない。
繭を40個ばかり頂戴しました。
クロオオアリに寄生させているトゲアリのコロニーに入れるためです。
繭を失敬したあとは、ちゃんと元通りにしておきます。
大事な観察コロニーですからね。
その傍に、アリによく似た虫がいました。

ミカドアリバチです。
アリだと思って摘むと、当然のように刺されます。
かなり痛いみたいで、ぷっくりと腫れます。
英名でVelvet Antと言われているように
全身をビロードのような体毛が覆っています。
ハチなのに翅がありませんね。
これは地中に営巣するハナバチ類の幼虫に産卵寄生するため
邪魔になる翅が退化したらしいのです。
つまり、このミカドアリバチは寄生蜂ということです。