仕事が早めに片付いたので、帰りに身障者割引が使える映画館で「おくりびと」を観て来ました。
タイトルのせいか、もしくは、有名な映画賞に出品された作品だからか、館内にはおじいさん、おばあさんが多かったです。(苦笑)この映画は、特に観たかったわけじゃないのですが、 公開してから「感動的だった」と、いろんなところで読んだので、私も観てみることにしました。
オーケストラのチェロ奏者だった主人公は、楽団の解散によっていきなり無職になってしまいます。 若くて綺麗で優しい妻を連れて田舎に帰ってきた主人公が再就職した会社は、 「安らかな旅のお手伝い」をする会社。確かに「安らかな旅のお手伝い」と言えばその通りなんですが……。
意外にコメディチックで、笑える箇所も多かったです。
モックンが納棺の儀を小慣れた感じで颯爽と行う姿が、めちゃめちゃ素晴らしいです。私、本木雅弘の主演映画は初めて観ましたが、「スシ食いねぇ!!」とか歌ってたのが嘘みたい。(苦笑)
クライマックスシーンでは、館内のあっちこっちですすり泣きが聞こえてきました。でもなんでだろう……? 確かに感動はしたけど、私は泣かなかったです。 泣くというより、
「あぁ、この人は最期に幸せな旅立ちが出来て良かったなぁ。きっと、主人公も、この先はもっと幸せな人生を送れるだろうなぁ。」
って、安心した感じでした。生きとし生けるものすべてに必ず訪れる「死」。亡くなった人が遺族とお別れする際の、「安らかな旅立ちのお手伝い」をする納棺師って、まさに心のお仕事だよなぁと思ったりしました。また、こういうお仕事をしてくれている人達がいることを私は知らなかったので、凄く驚きましたが、とても大切な存在だと思います。