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2009/10/19

コステロとXTCで再びーある部分でFAB4の相続  music(UK)
 今しばらくアメリカのルーツ系のミュージシャンについてはもう少し。何せ今注目中のその人はかなり深いところまで考えないと難しい感じ。そうすると、アメリカに流れてきた音楽と、おおげさに考えると文学とか、文化的な背景まで考えないと、と思えてきて。明らかに考えすぎのドツボにはまっているんですが、やはり移民国家でもありますし。。。

 というところで、分かりやすいところでコステロとXTCで。ともに90年代のアルバムを再購入して良かったんで簡単に思うところを。
 ちなみに、現在個人的にこの二者で僕が一番いま気に入って何度も聞くのはコステロは86年(だったと思うけどね)の『キング・オブ・アメリカ』。XTCは82年の『イングリッシュ・セツルメント』です。ともに非常に彼らの作品の中でも統一感が高くて同時に完成度も高い二作だと思います。ただ、アトラクションズと組んでのコステロ、そしてXTCと、ニュー・ウェイヴ色の強い時期に思いいれ強く聴いていた自分とは明らかに違うなぁと思います。やはり加齢の影響でしょうね。同時に、まだニュー・ウェイヴの影響が80年代小僧として強かったころに、彼らが今でも時代にあせない作品を作っていたということに改めて感心します。
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 さて、まずはコステロです。最近、89年の『スパイク』の自作、91年にリリースされた『マイティ・ライク・ア・ローズ』をたまたま古書店で500円の格安値段で売っていたので買戻ししました。ここは95年にコステロのカバー集「コジャック・バラエティ」も同じ値段で先月買戻ししたのですが、正直そちらは余り良いとは思えなかった。少々やっつけ仕事の感覚があり。理由はといえば、もともと『スパイク』セッションの後に、90年にコンパスポイントスタジオでほぼ同じメンバーで2週間でとった作品らしく、そのメンバーの流れでこの『マイティ・ライク・ア・ローズ』が作成されています。この作品はかなり力が入っています。『スパイク』でポール・マッカートニーとの共作が話題になりましたが、この作品でも2曲共作曲が収められ、そして改めて聴くとこの時期では一番ビートルズ色が強い作品に仕上がっていることに気づきました。『コジャック・バラエティ』のセッションはリラックスしたのでしょう。その分、こちらは本気度が高い。それだけに、今より18歳若かった僕には少々”濃すぎ”て最初は掴みが良く、良く聞いていたのですが、段々その濃く味の強さがきつくて余り聴かない作品となったのでした。これに比べれば『スパイク』のほうがまだあっさり目と「しみじみ味」があるかな、と。でも、今回改めてコステロの力量に思い知らされましたよ。上のジャケットにあるように、この頃のコステロは似合わぬヒゲを蓄えてまるでグレートフルデッド風です。何もかも構わなくなった頃かね。自然体の自分に自信が持てるようになったってところ。この後、突然クラシックカルテットに行くのだから。この後の彼はついていくのが段々大変。

ビートルズっぽい冒頭曲。でもポールが絡んでいない、日本タイトル「もう一つの夏」。

Elvis Costello - the other side ...
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で、こちらがむしろ原曲がとてもポール・マッカートニーが絡むイメージが無い「ソー・ライク・キャンディ」。PVはみつからないのですが、珍しい、ポールとデュエットしているバージョンがユー・チューブで見付かりました。


 さて、次にXTC。このところ個人的に『イングリッシュ・セツルメント』の一貫性ある完成度の高さに魅了されっぱなしで。その中で評価が高い『スカイラーキング』を一応飛ばし、次の『オレンジ&レモンズ』をこれも中古で再購入したんですが、う〜ん、ファンの方には大変申し訳ないけれど、僕にはハートに迫るというよりも、ちょっと「ヘッド・ミュージック」というか、頭で作られたような人工的なポップソング集という感じがしていま一つ乗れなかった。改めて聴きなおしても。もちろん、何曲か礼賛できる曲もあるのですが、、、。これは元々僕がパンク好きから始まり、その流れでバンドサウンドやもっと奥底にはプリミティヴな音楽に感情が揺さぶられる傾向が強いというのがあるせいかもしれない。『イングリッシュ〜』辺りのXTCにはその有機的な力を感じるんですね。
 その意味でも、次作の『ノンサッチ』がお気に入りだったので、改めてこの作品を聴いた上で『オレンジ&レモンズ』の自己評価を考えてみたかった。ですが、XTCも旧譜が特定作を除いて見付からない。特に何故こんなパワフルでエモーショナルな作品が見付からない?と思っていたが、とうとうアマゾンで安く入手しました。で、これを聴いたら良い!実にパワフルなロックでポップ。十分はじけているし、オーガニックでもある。やっぱりこの作品は「パワフルな」XTCでは『ブラック・シー』と対を自分では張るなぁ。

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 XTCは時により「箱庭ポップ」と呼ばれるときもあるみたいですけど。非常に音楽的な幅が広くて、それはメンバーの音楽マニアックのせいでもあるだろうけど、人により好きな作品はまちまちになるんじゃないかな。僕はやはり初期から『イングリッシュ・セツルメント』。そして、少し飛んでこの'92年作の『ノンサッチ』になるわけで。で、それを聴いた耳で『オレンジ&レモンズ』を聴くと納得出来るところが多いですね。でも、この後に『ノンサッチ』が来なければ相当僕にはつらかったかもしれない。「メイヤー・オブ・シンプルトン」や「キング・フォー・ア・ディ」があるから、というところで終わってしまったかも。。。

冒頭を飾る勢い満開、詩は相当デンジャラスな「ピーター・パンプキン・ヘッド」


もう一つの名曲「ディサポインテッド」。


とにかく、この作品は他にも、コリン作品も含めて名曲ぞろい。「マイ・バード・パフォーム」「ホリー・アップ・オン・ポピー」「ウォー・ダンス」「ラッピ・イン・グレイ」そしてラストのこれまた名曲「ブックス・アー・バーニング」。そして、こんなパーフェクトなポップソングもあるんですわ。
「Then She Appeaed」



2009/10/26  22:50

投稿者:アートケーブル
日本少年二号さま。
僕もどこで「箱庭的ポップ」という言葉を拾ってきたのかは忘れたのですが(笑)、何かでXTCに関する批評にそう書いてあったのは確かです。

実はリアルタイム的には彼らのセカンドアルバムから入ったもので、その言葉には有機的なバンドだよ、という反論があると同時に、僕の中でロックバンドというよりも非常に緻密かつ単純な私には分からないポップに変わって行ったな、という印象をこの「ノンサッチ」の前。「オレンジ&レモンズ」や「スカイラーキング」に感じていて、「箱庭的。確かにそう思う人もいるかも?」と思っていたのも本音です。

その意味では個人的に、ロックンロール然とした「ノンサッチ」を歓迎したのも、間違いなく確かですね。

初期のキーボードが活躍するXTC,辣腕ギタリストが入ってからのXTC、それもライヴを辞める以前と以降があって、それぞれに、それぞれの思い入れがある。

結局、そういうところに落ち着くのかもしれません。



http://white.ap.teacup.com/dexys/

2009/10/26  21:14

投稿者:日本少年二号
僕は『ノンサッチ』でXTCに入った、か〜なり奥手なクチだったので、なぜこのアルバムが<箱庭的>と批判されたのか解らなかったんですよね。
その後、『Drums & Wires』から『Oranges & Lemons』までを少しずつ聴いていって、ああそういうことかと理解できたわけですが。
『Oranges & Lemons』の延長でこれを聴いた人は、「いくらか骨太にはなっているけど、でもやっぱりバーチャルなバンドサウンドだから」と否定的に捉えてしまったんでしょうね。そうならずに済んだという意味でも、最初に聴いたのがこのアルバムでよかった(笑)

2009/10/20  0:12

投稿者:アートケーブル
誤字が多いなぁ(苦笑)。すみません。これ、本文編集するのがまた大変なのでコメント欄にて。
「89年の『スパイク』の自作」バツ→『スパイク』の次作。
「ラッピ・イン・グレイ」バツ→「ラップ・イン・グレイ」
です。

http://white.ap.teacup.com/dexys/

2009/10/19  23:37

投稿者:アートケーブル
 実はこのブログ映像を貼ると(貼りすぎると)文字が固まって自由に文章編集が出来ませんのでコメント欄に。
 タイトルで中途半端で固まってしまいましたが、今回とりあげた二者の二枚のアルバムは、ビートルズの影を感じる意味で、ビートルズの相続者たち、という意味を付け加えようとしました。
 両者ともに、常にビートルズ的な音であるというわけではないのです、本当のところは。

http://white.ap.teacup.com/dexys/

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