ついにタカネクロヤマアリに出会うことができました。
標高2700m以上の高山帯に分布する種なので
なかなかお目にかかることができない。
報告例も少ないらしい。
観察時の気温は18.5℃で南東向きの斜面だった。

大きさは4〜5mmほど。
体色はシルバーグレーがかった黒色で光沢があり、肢は褐色。
とても綺麗です。
スタイルは細身でオオアリの中型ワーカーを小さくしたような感じ。

ガスで曇っている時は姿がなかったが
ガスが晴れて日が差すと、とたんに活発に活動する姿が確認できた。

標高の高い山は晴れると日差しが強く、地表は思いのほか暖かくなる。
その短時間にできるだけ活動しようとしているのだろう。
動きが早くとても忙しないため、撮影は困難です。
巣口は確認できませんでした。

よく見ると胸部は赤味がかっている。
棲息地も特殊で、動きも早く、危険を感じるとすぐに物陰に隠れてしまうため
なかなか発見することができません。
また、地表での活動時間も日の出ている暖かいときだけのようで
ガス(霧or雲)で地表が濡れるとどこかに行ってしまい姿が見えなくなります。
今回、過去の記憶を頼りにぶっつけ本番で観察しに行きましたが
運良く姿を見せてくれました。
貴重な経験ができました。