おやこルームやリトミックに体験にくる子ども達は、そこで初めて会う子ばかりなので、どんな性格でどんなことが好きでどんなことが嫌いでっていうお互いのことがわからないままその時間をスタートすることになります。
体験の方が来られるときって、実は私も とてもわくわくどきどきなんです。
お家の方はどんなことを期待して来られているだろう?
希望されている内容だろうか?
お子さんは、私という存在を受け入れてくれるだろうか?って、いろいろ思います。でも、いろいろ考えたって私には私のやり方しか出来ないんですよね。
以前、ちょっとだけ別のアルバイトをした時期がありました。
研修を受けると、とても上手に応対される方の見本を見せていただき、さすが〜と思う半面、私には絶対無理!って思います。
やり方は、すばらしいし見習うべきなんですが、その人だからこそ生かされているやり方であり私には到底まねは出来ないと思ったからです。
そして、そのとき私には私にあったやり方でやるしかない!と実感したのでした。
話しはちょっとそれた気もしますが・・・
そうやって毎回開き直って体験の方を迎えます。
私にはこれしかやれないんだから、どんなに飾ってもボロが出てしまう。これが自分のやり方!と自信を持ってやるしかない。それを受け入れてもらえるか、違うと思われるかはその方次第だから・・・と思うようになりました。
体験のちょっとの時間ではなかなか心を開いてくれない子が多いものです。体験の日なら当然ですが、ママが納得して入会されてもなかなかすんなりとは入ってくることが出来ない子もいます。
そういう子ほど、ついついムキ(?)になって楽しさを伝えたいと思ってしまうのです。
いろんな子が来ているので、当然皆好き嫌いもバラバラです。
体操は嫌〜い。制作やじっとしているのは嫌。みんなと一緒に何かするのが嫌。ママが抱っこしていないと嫌・・・などその場面場面でも入ってくれたり出て行ってしまったりということはおこってきます。
でも、嫌がる子ほどついつい「なんとかして好きにさせたい」「ちょっとでも楽しさを教えたい」と思ってしまうのは私の悪いくせのようです。
これまた以前、幼稚園の降園後のわらべうた教室の指導をまかされる話しをもらいました。しばらくは引き継ぎとして、それまで指導して来られたベテランの先生についての指導をすることになりました。
・・・が、わらべうたといってもコダーイのやり方が決まっているので、私の普段の指導とはやり方が違うのです。急なお話だったので毎回勉強しながらの実習のようなかたちで、わらべうた遊び自体のやり方は理解して進めるのですが、コダーイの方針までは勉強が至っていない状態でした。
そんな中、カリキュラムに「こんこんさん」というきつねの出てくるわらべうた遊びがありました。それを初めてやってから、一人の子がその遊びに出てくるきつねをとても怖がってわらべうたには行きたくないと言うようになったのです。
ベテランの先生は「こんこんさんは、自分がカリキュラムに入れようと提案したけれど、○○くんが怖がるからもうしないでください。」と私に指導されました。
私にはそれが納得いきませんでした。
私は「怖がるから、怖がらなくなるようにさせたい。」と思いました。確かに年少から年中にかけて異常に怖がる時期があるものです。でも、怖がるからってそこで辞めさせたらずっと怖い印象のままで終わってしまいます。
私は、怖がるからこそ怖くないということを理解させるまでやりたいと思いました。私のやり方って強引なのかな?とも思いますが。
おやこルームでもよくあるんです。「たぬきがお芋をとりにきた〜」とか「おばけにつかまらないように逃げよう」とか。毎回必ずと言っていいほど異常に怖がる子が出てきます。でも、無理強いをするわけではありません。
いろんな方法で「これは遊びなんだよ」「こんな遊びも楽しいんだよ」って伝えます。
だから、いつもの調子でついつい無理を通してしまいました。(汗)
指導の先生は、「しないで」と何度も言われましたが、「次回1回だけやらせてください。それでも怖がるようならもうしません。」と私の意見を通してしまいました。
「こんこんさん」は、「かごめかごめ」のような感じで最後はきつねが捕まえにきます。そこで、こどもたちみんなにてるてるぼうずのようなお人形(子ども達の代わり)を持たせてお人形ごっこの世界でやってみました。もちろん、きつねも即席で作ったビニールのきつねの人形。
ごっこ遊びのような感覚でやる「こんこんさん」を、怖がっていた子は遠目にそっとのぞいてみていました。
そのうちちょっと近づいてきて・・・てるてる坊主人形をもって少しやってみました。友達みんなの楽しそうな笑顔にほっとしたのか、後半はもうすんなり入ってきて、最後にはてるてるぼうず人形なしに子ども達自身が参加して遊べました。
やった〜〜!という私ひとりの(?)満足感。
私のやり方って、子育てでも共通しますが、強引なんでしょうね。
でも、結果が良ければ良し!と思っています。
勝手な思い込みで手をつけないまま去っていくのはとてもとてももったいなくて・・・「ちょっとだけでいいから、ほんの一瞬でいいから触ってみて!」という感じです。
こんなやり方ですみません。でも、これが私のやり方なんです。

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