2009/11/2

誇張表現の限界  
話が一ヶ月遅れであることをお断りしておく。九月度総幹部会の会長講演を受けて、班長会その他の集会において、幹部たちが先生の受け売りをしゃべっている。いつものパターンではあるが、そこに気になる文章を見つけたので、紹介したい。

以下は顕正新聞第1151号四面の記事である。

胡錦濤が三年以内に台湾併合を実現した次は、いよいよ日本への侵略が企てられる・・・

他の幹部も同様のことを言っているわけだが、これがいちばん顕著な例だと思われる。何が顕著なのかと言えば、会長講演を拡大解釈していることである。

上掲の言い様では、あたかも三年以内の台湾併合が確定事項のごとく読めてしまう。これはたいへんな事件であろう。もちろん、わたくしには将来のことを断言するだけの確信はないが、さすがに三年以内というのはあり得ないのではないかと思う。すると、またしても浅井先生の予言(?)が外れることになる。いや、そもそも先生が上掲のごとく言っているのかどうか、そこを確認しないといけないだろう。すでに上述したごとく、これは幹部による拡大解釈である。

では、九月度総幹部会の会長講演を確認してみよう。

 胡錦濤の国家主席としての任期は、三年後の二〇一二年までです。彼はこの三年のうちに、中国建国以来の宿願である台湾併合を、自らの手で成しとげたいと思っているらしい。
 もしこれが事実となったら、その次は、いよいよ日本への侵略が始まる。


思っているらしい・・・である。

それこそ人の心の内など、誰にもわかるものではない。ゆえに、本当に思っているかどうか、わかりやしないことである。当然ながら、断言できない。よって、「・・・らしい」という表現に落ち着いたのであろう。
ところが前掲のごとく、幹部の発言ではあたかも大地を的とするかのような言い様になっている。ここが物凄く問題のところだ。

何が問題なのか・・・

これは広宣流布についての会員たちの意識に反映されている。簡単に説明すれば、活動会員の中でも熱心であればあるほど広宣流布の達成をあと十有余年などと思い込んでいたりするのである。浅井先生の言ってもいないことを勝手に思い込んでいるとしたら問題だろう。さらに、実は会員に意図的に思い込むように仕向けているとしたら、大問題だろう。
この辺はクチコミ指導の範疇であり、なかなか顕正新聞には出てこないが、マレにはあらわれる。
以下のリンク先には、あと十有余年で広宣流布が達成されると思い込んでいる会員たちの文章が載っている。

http://white.ap.teacup.com/ganko/614.html

http://white.ap.teacup.com/ganko/1274.html

さて、これらは今夏の「十二年後の三百万」との発表がなされる以前の記事であり、今は事情がじゃっかん変わってきている。
わたくしは現時点で、同じ人物がどのように認識しているのか、それがひじょうに気になる。
まさか先生の発表を拡大解釈して、十二年後に広宣流布が達成されるとでも思っているのだろうか?

ともかく今回の記事が象徴しているように、顕正会では会長講演がさらに誇張されて会員に伝達されるという実態がある。これは世の中の事象もそうであるが、何よりも浅井先生の存在そのものが誇張された形で伝えられて行く。その典型が無二の師匠というフレーズである。一事が万事、先生の偉大さばかりが強調されるのだ。ハタから見れば虚像に過ぎないが、会員たちにとってはそれが真実なのである。

こうした手法がいつまで続くものか、わたくしの心配はそこにある。



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