空聞アワーって書いたため、ジャンパーをもらえなかった作品。
もったいねーww
では今日の分です。今回のは会話文が多めです。それではどうぞ。
『改めて愛19』
「パパー、早くー」
時がたつのは早いもんだ。
ハルナが生まれてもう5年たつ。
この前までハイハイ歩きだったハルナは、今ではもう喋れるようになった。
子供の成長は早いね。
俺?俺はぜんぜん。成長っていうか老けてってるし。
ハルヒは20代後半とは思えないぐらい若い。
『10代です』っていっても気づかれないだろう。
で、今日は3人で近くの公園に遊びに来ている。
『改めて愛19』
「じゃあ俺は写真でも撮るから、ハルヒ、遊んでやれよ」
「わかったわ。よーしハルナ、砂遊びでもしましょう!」
「わーい、ママとお砂遊びだー」
俺は近くのベンチに座り、持ってきたカメラを構える。
「さあハルナ、お山を作るわよ」
「うん、競争だからね」
「はん、あたしが子供に負けると思ってるのかしら。手加減はしないわよ」
どうやら砂山作成バトルが始まったようだ。
「はあはあ、あとちょっとで完成だー」
「むぅー、やるわねハルナ。そりゃ!」
「あ、ママずるいー。せっかく出来そうだったのにー」
「今のは事故よ事故。残念だったわね」
「むぅー、ママのも壊しちゃえ」
「こら、ハルナ!何やってるのよ!!」
どうやら砂山崩壊バトルに変わったようだ。
それにしても、似たもの親子だな。
ハルヒがハルナの山を潰し、ハルナがハルヒの山を潰す。
結局ハルヒもハルナも満足し、一緒に山を作る事に。
俺はそんな2人を写真で撮ってるが・・・
だめだ・・感動して涙が・・・
「あっ、パパが泣いてるー」
「え、キョンどうしたの!?」
あ、すまん。感動して泣いてるだけだ。
だからそんな心配そうな顔で見ないでくれ。心が痛くなっちまう。
お前の心配そうな顔は見たくないんだからな。
「それならいいけど・・無理しないでよ」
「パパ、無理しちゃだめだよ」
・・・
・・
・
「じゃああたしは先に帰って夕飯作っとくから、後はキョン、よろしくね」
じゃあね と言ってハルヒは先に帰ってく。
しゃあねえ、遊ぶかハルナ?
「わーい、パパと遊べるー」
ハルナを抱いてブランコ。
肩車して全力疾走。
グラグラ揺れる動物のやつ(名前は知らん)に2人で乗る。
・・・
明日が月曜だということを忘れるぐらい遊んだ。
「帰るか?」
「うん!」
ハルナと手を繋いで帰る途中、懐かしい奴等と会った。
「うお、キョンじゃねえか」
「あ、ホントだ。久しぶりだね」
谷口と国木田である。
それにしても全然変わってねえな。
「お前もな、お、子供か?」
「うわー可愛い子だね。涼宮さんそっくり」
俺が谷口と国木田と喋ってるのをハルナはじっと見つめる。
「ねえパパ、アホの谷口ってこの人のこと?」
「なっ!?」
「ふふ、子供にも言われてるね、谷口」
「キョン!お前何教えてるんだよ!!」
「いいじゃねえか、事実なんだし」
「いいわけねえだろ!!!」
「じゃあ栃木の県庁所在地は?」
「う・・・前橋?」
「ばーか、それは群馬だよ。栃木は・・」
「宇都宮でしょ、パパ」
「へえー、5歳でそんなのも分かるんだ。さすが涼宮さんの子供だ」
「俺の子供でもあるんだぞ」
「そうだね、ははは」
「残念だな谷口、じゃあな〜」
「ちくしょー!!」
・・・
・・
・
「ねえねえ、パパがママと会った時のお話聞かせてよ」
夕暮れをハルナと歩く。
そんな時、ハルナが聞いてきた。
「ん、ハルヒと会った時か?」
「そう、ママはどんな人だったの?」
「初めて会った時はひどかったな。たとえば・・・」
俺は思い出話をハルナに話す。
ハルナは興味津々に俺の話を聞いていた。
「遅かったわね、もうできてるわよ」
「助かった、腹が減って死ぬかと思ってたところだ」
「ハルナ、ちゃんと手洗うのよ」
「はーい」
お、今日はハルヒ肉じゃがか。
うまいんだよな、これ。
「じゃあいただきます」
「「いただきます」」
あーうまいうまい。俺はこれが大好きだ。
「ねえママ、パパとお付き合いする時泣いて頼んだってホント?」
「なっ!!!!!!!」
「こらハルナ、言っちゃダメだろうが。それにその言い方はだめだぞ」
ああ、ハルヒは真っ赤だ。
俺は・・殺されるかもしれん・・
「キョン、後でお話が・・」
ああああ、すごい殺気が感じられる。
俺、もうだめかも・・・
・・・
・・
・
「ハルナは?」
「もう寝たわよ。疲れたみたいね」
「あんなに遊んだからな。俺だって疲れた」
明日から1週間会社だと思うと・・・憂鬱だ。
子供がいるお父さんは俺の気持ちを分かってくれるだろ?
「それよりキョン、あんたハルナに何教えたのかしら?」
ハルヒがゆっくりと近づいてくる。
逃げたくても逃げれん。ハルヒに睨まれると体が動かなくなる。
「俺はお前と付き合うことになったキッカケを教えただけだ」
「あたし、泣いて頼んだかしら?」
「そうじゃないのか?」
「・・・そうよ。だってあんたがSOS団辞めるとか言うから・・」
「じゃあいいじゃねえか」
「別にいいんだけどさ〜」
ハルヒは頬を膨らませ、そっぽを向く。
なんだ、拗ねたのか?
「子供に嘘はつけんだろ。俺たちの子ならなおさらだ」
「まあ・・そうよね。嘘教えるぐらいなら正直に言ったほうがいいしね」
急に元気になるのはいくつになっても変わらんな。
「さああたしたちも寝ましょ」
「そうだな」
俺たちはハルナの横に寝る。
ある休日。
続く
ほのぼの作品ですね。
まだ続きます。でも、終わりは近いです。では。

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