こんにちは。首を痛めたマクレーンです。
痛いです。右を向けません。今『あっち向いてホイ』はできませんので、
ご了承下さい。また明日してあげますので。
では今日の分です。今日のは副題尽きです。どうぞ。
『改めて愛22 −ある平日−』
俺の一番嫌いな時間帯、それは朝だ。
『改めて愛22 −ある平日−』
今朝は寒いわけでもなく、かといって暖かいわけでもなく。
つまり進んで起きようとは思わない朝である。
こういう日はゆっくりと寝てるに限るね。
・・・というわけにもいかず。
仕事というものがあるからだ。
あー、めんどくせぇ。
「起きろ、バカキョン!」
ドアが勢いよく開いたと思えば、不機嫌モードのハルヒが入ってきた。
「もう7時よ、いつまで寝てんのよ!」
「・・もう少しだけ寝させてくれ・・」
あと5分でいいから と言い布団へともぐる。
さーてあと5分だけ寝るぞ。睡眠再開だ。
「ふ〜ん、そういうことならあたしにだって考えがあるわよ」
はいはいそうですか、と心の中で思いつつ、眠りの世界へと・・・
「よいしょっと」
一瞬地球の重力が増したのかと思った。
布団から顔を出すと、ハルヒが俺の上に乗ってる。
つまり、馬乗りの状態だ。
「ほらほら〜、起きなさいよ」
さっきまでの不機嫌モードはどこへやら。
笑顔のハルヒが俺に乗ってる。
あー、この状態・・悪くない・・って・・
ナンデモナイナンデモナイ
「早くしないと遅刻するわよ〜」
ハルヒは俺の体を揺さぶる。
なかなかいい気分だ。眠気なんかなくなったね。
「わかった、起きるからどいてくれ」
「やっと起きる気になったのね。朝ごはん用意しとくわよ」
ハルヒが部屋から出て行った。
俺はパジャマを脱いで、スーツに着替える。
洗面所へ行き顔を洗って歯を磨く。
「キョン、ハルナ起こしといて」
ハルヒが目玉焼きを焼きながら俺に言う。
ハルナの部屋はまだない。
まあ小学1年生で自分の部屋はどうかと思う。
だからハルヒと一緒に和室で寝てる。
俺はふすまをそっと開け、ハルナの布団に近づく。
可愛い寝顔だな。
・・・ってそんなこと考えてる場合じゃなかった。
俺はハルナの頬を優しく、本当に優しく叩く。
「ほらハルナ、朝だぞ」
「ん〜、あと5分だけ〜」
なるほど、こういうところは俺に似ているな。
「遅刻するぞ」
「わかったわ、はい起きた」
ハルナは布団を蹴り、受け身のように飛び起きる。
運動神経はハルヒ並だな。
「よーし、いい子だ」
「ふふ、おはようパパ」
「ああおはよう。さあ顔を洗ってきなさい」
「はーい」
朝食を食い終わり、ネクタイを結ぶのだが・・・
「今日はあたしの番よ!」
最近は1日交代でハルヒが結ぶ。
俺がやるからいいのに。
「ダメ!あたしがやんの!!」
最初は結ぶのに手間取っていたが、最近は慣れた様だ。
「はいできた、じゃあいってらっしゃい」
「なるべく早く帰ってくるよ」
「待ってるわよ」
軽くキスをし、俺は玄関の戸を開ける。
さあ、今日も一日頑張るぞ!
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朝の日課のキスをし、キョンは出て行った。
キョンの後ろ姿がとてもかっこいい。
キョンのスーツ姿は反則ね。今度写真でも撮ろうかしら?
「ママ、行って来るね」
ハルナがランドセルを背負って玄関まで来た。
「忘れ物はない?ちゃんと確認した?」
「大丈夫だよ」
「そっ、じゃあしっかりお勉強してくるのよ」
「はーい、いってきまーす」
ハルナは走って出て行った。
そんなに走ったら転んじゃうわよ。
・・・
・・
・
あたしは1人で朝食を食べる。
朝のワイドショーを見ながら新聞を読む。
最近はこれが日課になっている。
朝食を食べ終わり、洗い物を済ます。
もう10時ね。忙しいったらありゃしない。
その後は掃除。
最初はリビング。
あたしは掃除機をかける。
毎日掃除はしてるからそんなに汚くはない。
さすがあたし。主婦としての役割はちゃんとしてるわよ。
次はキョンの部屋。
キョンはあんまり部屋にいることはない。
帰ってきたらご飯食べて、
そのあとちょっと部屋に行ってリビングでテレビを見る。
何のための部屋かしら?
まぁあたしとしてはキョンと一緒にいたいからそれでいいんだけどね。
『キーンコーンカーンコーン』
近くの学校のチャイムが鳴る。
あぁ、もう12時ね。
結局朝は洗い物と掃除で終わっちゃった。
まあいっか。
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『とても大事な話があります』
仕事中こんなメールが来た。古泉から。
あいつが『とても大事な話』というとハルヒ絡みか?
俺は何もしてないぞ。ハルヒだってご機嫌だし。
ひとまずお昼休みに会うことに。
「何だ?話って」
「何か分かりますか?」
「あいにく俺は預言者でないんでね。まあ・・ハルヒか?」
「素晴らしいですね、その通りです」
さっきも言ったが俺は何もしとらんぞ。
ハルヒはご機嫌だし、よく甘えてくるし。
俺は悪くないぞ。
「聞いてください。実は涼宮さんの・・・
能力がほぼなくなりました」
能力?
能力っていうとあのとんでもない能力か?
それが・・・なくなった?
「いえ、完璧になくなったのではありません。
まだ持ってますが、力は弱くなりました」
ハルヒから・・力が消える・・?
それはいいことじゃないのか?
「もちろんいいことです。ただ、原因がわかりません」
古泉が言うには、閉鎖空間が最後にできたのは、
俺が違う世界に行ってた高校時代、
力が発動したのは、単身赴任の時が最後らしい。
つまり、かれこれ8年は発動してないらしい。
「ハルナちゃんが生まれてからはどんどん弱くなっていきました。
心当たりは?」
そんなもん知るか。それを調べるのがお前らだろ。
「でも、いいことなんですよ。これからもこの調子でお願いしますね」
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眠いわね・・・
今日はポカポカ陽気で、家の中まで日差しが差し込む。
「ふわぁー・・・」
大きなあくびをして、ゴロンと寝転ぶ。
あぁ・・・だめ・・・眠いわ・・
ちょっぴり昼寝でもしましょ。おやすみ・・
・・・
・・
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ハルヒの力がねぇ・・・
いいことじゃないか。
とんでも能力がなくなったほうが俺にとってもありがたいしな。
・・などブツブツ言いながら玄関の鍵を開ける。
「ただい「シーッ、ママ寝てるんだから」
玄関でハルナがボソボソ言っている。
寝てる?もう7時だぞ。
「ハルナ、飯は食べたのか?」
「ううん、だってママ寝てるもん」
可愛そうに・・
ひもじいだろ。おじさんがラーメンでも作ってやろう。
「わーい、ラーメンだ〜」
単純なやつだな。ハルヒそっくりだ。
ひとまずリビングに行く。
そこには幸せそうな顔をしたハルヒがソファーで寝ていた。
何時から寝てるんだ?
でも、起こそうとは思わない。
疲れてるんだろ、ゆっくり休めよ。
「パパのラーメンおいしいね」
「そうだろ、昔から作ってるからな」
「じゃあお風呂入ってくるね」
「俺も入ろうか?」
「今日は1人で入れるよ」
「そうか、滑らんようにな」
「パパじゃないんだから大丈夫だよ」
俺がいつ滑ったんだ? という突っ込みはせず。
ハルナは風呂場へと向かった。
さて・・・
「おーい、ハルヒー」
ハルヒの頬を軽く抓る。
「ん・・・キョンじゃない・・・って・・何でいるの!?」
「何でって俺ん家だぞ」
「そんなことはわかってるわよ。っていうか・・今何時?」
「もう8時だぞ。随分寝てたみたいだな」
ハルヒは しまった! という感じの顔をしている。
「やだっ・・ご飯ご飯」
「もう食ったぞ。ハルナも俺もラーメンを食べた」
慌てて立ち上がったハルヒは俺の言葉を聞いてソファーに座る。
「ハルヒも腹減ってるだろ?お前の分もあるからな」
「・・・ね」
「えっ?」
ハルヒが俯きながら何か呟いてる。何て言ったんだ?
「その・・ゴメンね・・」
「誤る必要はないぞ。ハルヒだって疲れてるんだろ。仕方ないさ」
俺が言い終わるとハルヒは安心したのか、俺のほうを向く。
微妙に潤んだ瞳。ああ・・・だめだ・・
俺もハルヒの横に座る。
すると、ハルヒは俺にもたれかかる。
「あたし・・主婦失格ね・・」
「何言ってるんだよ、今までどんだけお前の世話になってると思ってるんだ。
お前がいなかったら俺はなんにもできないダメ亭主だぞ」
本当にそうだと思う。
ハルヒがいなかったら俺は何にもできない。
掃除? んなもんできるわけないだろうが。
「だから失格なんて言うな。お前は最高の主婦であり、最高の妻だ」
「・・ありがと・・」
「ねえねえ、何してるの?」
ビクッとする俺。
俺よりもビクッっとするハルヒ。
「な、何でもないわよ、ね、ねえキョン」
「あ、ああ、そ、それよりもう上がったのか?」
「うん、いいお湯だよ。パパとママ入らないの?」
「ああ、入る入る」
「じゃああたしはラーメン食べるね」
「あたしはテレビ見る〜」
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5時間も寝てるなんて・・・
自分でもビックリだわ。
あたし、そんなに疲れてるのかしら?
それより、ご飯も作らないで寝てるなんて・・ダメね・・
でも、キョンは優しかった。
あたしのことを責めるわけでもなく、怒るわけでもなく・・
やっぱキョンは優しいなぁ。
そういうところが好きなんだね。
キョンの作ったラーメン、すっかり伸びちゃった。
でも、おいしいわね。うん、おいしいわ。
明日はこれよりもっとおいしいご飯を作りましょ。
ひとまず、キョンに何かお礼でもしないとね。
まぁ後で寝ながらゆっくり考えよう。
今はこのおいしいラーメンを楽しむとするわ。
ある平日
続く
最近ほのぼの系しか作れません。
でも・・いいですよね?
では

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