最近あんまり寒くないですね。助かります。
もうそんな寒い日はないでしょう。嬉しいです。
さて、長かった『改めて愛』ですが、本日で完結です。
思えば1ヶ月近く続いてましたね。
『改めて愛』はこのページのメインですので、今後もTOPに貼っときます。
では最終話をどうぞ。
『改めて愛24』
「さあさあ、早く行かないと遅刻するわよ」
「そうだよ、早く行こうよ」
『改めて愛24』 −最終話−
すっかり熱も引いて、元気になった。
ハルヒの看病のおかげだと思う。
それで、今日から出勤なんだが、なぜか家族総出で行く事に。
全部社長のせいなんだがな・・・
「おい、あんまりはしゃぐなよ」
「だってあんたの職場1回も見たことないんだもん」
「パパが働いてるとこ早く見たいなぁ」
朝の出勤時、俺は車のラジオを聴きながら行くのを楽しみにしている。
今日はそれどころではない。
後ろの席がうるさすぎる・・。
「ここがあんたの会社? うん、外見は5点満点中4点ね」
車を指定されてとこに停車させ、入り口まで行く。
さて第一関門、受付だ。
いつもなら・・・
「うぃーっす」
「あ、キョン部長、おはようございます」
で済むんだが・・・今日はどうかな?
挑戦だ。いえーい。
・・ってハルヒ、なぜ手を繋ぐ?
「いいでしょ、あたしはあんたの奥さんなんだから!」
会社まで来てこんなことする必要はないだろ。
「パパ、おんぶして!」
ハルナ、ここはお仕事をするところなんだ。そんなことはできないぞ。
「それよりキョン、時間いいの?」
時間? ・・ってもうこんな時間かよ!?
遅刻する!!早く行くぞ!
「い〜や! 手繋いでくれたら行ってあげるわよ」
「おんぶね」
結局ハルナをおぶってハルヒと手を繋いで仲良く?入る。
「お・・おはよう・・」
「あ、キョン部長・・ クスクス おはようございます」
あぁぁぁ・・受付の人すごい笑顔だ・・
明日から気まずいな・・・
「うん、受付は5点満点で5点ね」
「満点おめでとー」
ホントに似たもの親子だな。
さて、第2関門だ。
俺の仕事場である3階に行く。
戸を開けたいのだが、こんな状況でいいのか?
ハルヒはものすごい笑顔で俺の腕に抱きつき、ハルナも笑顔で俺の背中に。
まあ社長命令だからな。しゃーない。
第一俺は部長だ。文句あんのか?
このラブラブぶりを見せ付けて何が悪い?悪くないだろ?
よし、強気になった。行こう!!
入り口の戸を開ける。
すると・・・
「おはようございます、キョン部長!!」
社員全員が立って拍手で俺たちを迎える。一体何なんだ・・。
「凄いわね、社員の対応は満点よ!」
「パパ、あたしたち人気者だね」
あぁ・・・気まずい・・・
「あ、社長」
「おうキョン君、体調は大丈夫かね?」
「おかげさまでよくなりました」
「そうか、よかったよかった。お、奥さんか?」
「初めまして、いつも主人がお世話になってます」
ハルヒ、口調が変わってるぞ。
「いやいや、仕事熱心な御主人だよ。こんにちはー、社長でちゅよー」
しゃ・・社長? 言葉遣いが・・・
「こんにちは、パパがお世話になってます」
「いやー、綺麗な奥さんと可愛い娘さんだね。
おじさん元気になったよ」
その後はなぜか撮影会に・・・
なんで?
「キョン部長、奥さんともっと引っ付いて」
「・・へいへい」
お前ら、上司で遊ぶんじゃない!クビにするぞ。
「キスしてるとこを1枚撮らせてください」
誰だ、今言ったやつは・・って・・専務?
これはこれは・・・ 失礼しました!ぜひやらせていただきます・・って
チュッ
ハルヒ、一言声をかけてくれ。
俺からしようと思ってたんだからな。
「ヒューヒュー」
「熱いねー!!」
お前らは何がしたいんだ・・?
「さて、次のコーナーは告白タイムです」
告白タイム?
説明を聞くところによると、お互い告白しないといけないらしい。
これにはハルヒも
「え・・っと・・・」
と、モゴモゴしている。
「社長、仕事はしないでいいんですか?」
「今日はこれが仕事だ。君たちのラブラブぶりを見たいからね」
ハルナ、助けてくれ・・って寝てるし・・・
「さて、初めはキョン部長です。どうぞ」
今日は最低な日だね。色々と。
「告白したら給料アップ!」
社長の声で決まった。うん、告白しよう。
「あー・・ハルヒ?」
「ふぁい!?」
ハルヒ、緊張しすぎだ。さっきまでの威勢はどこへ行ったんだ?
さて、何て言おう?
『好きだ』なんて言ったら明日から『ありきたりキョン部長』って言われるかも。
あとは『チキン部長』とか。それだけは勘弁してくれ。
というより、ビデオで撮るのはやめてくれ。
明日から仕事ができなくなる・・・
「・・お前はなんて綺麗なんだ」
「っえ!?」
給料アップがかかってるからな。当たって砕けろだ。
恥なんかもう知らん。何でもきやがれ!!
っていうか何で告白しないといけないんだ。もう随分昔にしたぞ!
でも知らん!知らん!どうなっても知らん!!
「お前と結婚できて本当によかったよ」
「・・・」
顔を真っ赤にするハルヒ。そうだ、直球に弱かったんだな。
「これからもずっと一緒にいてくれよ。俺はお前やハルナを守るから!」
あーあ、言っちゃったよ・・
何か知らんが女性社員が涙を流している。
男は固まっている。どうしたんだ?
「あ・・その・・」
ハルヒは俯いてボソボソ言ってる。
耳まで真っ赤にして。可愛い奴だな。
「あたしを唯一楽しませてくれたのはキョンだから・・その・・」
ボソボソと、ただみんなに聞こえるような声で続ける。
「キョンのことが・・大好きだから!」
いい終わりやっと顔を上げたと思ったら顔同士が0距離になった。
社内は拍手の嵐。
女性社員は感動して涙を流す。
男は男同士で抱き合っている。気持ち悪いもん見せるな。
社長や専務も号泣。
こりゃ給料アップ間違いないな。
1分ほど続いたキス。
「こんなに長いの久しぶりね」
まだお互いの顔の距離はかなり近い。
俺にだけ聞こえるようにハルヒは呟く。
「そうだな。またしような」
「楽しみにしてるわよ」
・・・
・・
・
その後はずっと質問タイムが続いた。
やっと退社時間。
解放されて喜んでるのもつかの間・・・
「パンク!?」
車のタイヤがパンクしたらしい。
社員が伝えてくれた。
ひとまず車は会社の駐車場に置いとけるからよかったが、歩いて帰らないと・・
「・・いいわよ別に。その代わりハルナはおぶってね」
怒られるかと思ったが、あんがい普通に返してくれた。
・・
・
すっかり日も落ち、満月が上がる空。
都会では珍しく、綺麗な星空だ。
「綺麗ね〜」
「ああ」
先ほどまで大通りを歩いていたため、車の音などがしてたが、
今は市道を歩いてるため、人通りが少ない。
「「・・・」」
お互い何も喋らず歩き続ける。
ハルナは俺の背中で熟睡中だ。
「キョンはさ・・」
ハルヒが何やら喋り始めた。
「ずっと一緒にいてくれるよね?」
「当たり前だ。さっきも言ったがお前らを守り続けるよ」
そう、離れる事はない。
ハルヒとハルナとずっと一緒だ。
「じゃあさ、あたしもずっとキョンやハルナと一緒にいる!」
「そうか、安心したよ」
「帰ったらおいしいご飯、作ってあげるからね♪」
「楽しみだ。お前の飯はうまいからな」
俺とハルヒとハルナ。
3人は離れる事はない。
これからもずっと・・・永遠に・・・いつまでも・・・
「愛してるわ、キョン」
「俺もだ、ハルヒ」
お終い。
今までありがとうございました。
2月10日にシリーズ最初の『後悔から・・』を載せてほぼ1ヶ月。
長いことありがとうございました。
実はこのシリーズはこのページのSS24本目だったんで、
24で終わらそうと思いました。
まあ本当は全部で30の話があったんですけどね。
明日からはまた、読みきり話を書きます。
ということでこれからも『ソーコムランド』をよろしくお願いします!
では

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