3月7日の記念日・・・・消防記念日
1948(昭和23)年、「消防組織法」が施行された日です。
明治憲法下では、警察の管轄とされていた消防業務が、この日から市町村長が管理する「自治体消防制度」となりました。
これを記念し、1950(昭和25)年に国家消防庁(総務省)がこの日を制定しました。
7日の誕生日
1957年 オール阪神 (漫才師)
1957年 柳家さん生 (落語家)
1967年 柳沢超 (俳優)
1969年 大塚真美 (タレント)
1979年 馬渕英里何 (俳優)
1982年 山川恵里佳 (タレント)
7日の世界昔話・・・・命のランプ
むかしむかし、一人のヒツジ飼いが、山の上の小屋にすんでいました。
おくさんも子どももいないので、ヒツジを何よりもたいせつにしていました。
ある晩、ねるしたくをしていると、トントンと、戸をたたく音が聞こえました。
「だれかね?」
入り口には黒い服を着た、青白い顔の女がたっていました。
「わたしは『病気』です。一番いい子ヒツジをください。くれなければ、あなたをつれていきます。あなたはすぐに病気になって、死んでしまいますよ」
「なんだって! かわいい子ヒツジをだれがやるものか。わしは丈夫だから、病気なんかにかかるはずがない!」
女は、だまって帰っていきました。
ヒツジ飼いが、やっとベッドに入ろうとすると、まただれかが戸口にやってきました。 「だれかね?」
「わたしは『災難』です」 『病気』の女より、やせた女でした。
「一番いい子ヒツジをください。くれなければ、あなたをつれていきます。あなたはかならず、災難にあいますよ」
「わしのかわいい子ヒツジは、だれにもわたさんぞ。わしはとっても用心ぶかいから、災難なんぞにあうはずがない」
女が帰ると、ヒツジ飼いはベッドに入りました。 まもなく、まただれかがやってきました。
「わたしは『不幸』です。あなたをつれにきたのです。でも、一番いい子ヒツジをくれれば、つれていくのはやめます」
『不幸』は、ガイコツのような女でした。
ヒツジ飼いは、頭をかかえました。
「不幸は、自分だけではふせげない。まわりからもやってくるから」
ヒツジ飼いはしかたなく、子ヒツジをさし出しました。
「さあ、これをもっていくがいい」
「いいえ、あなたがもってきてください」
ヒツジ飼いはしかたなく、女のあとからついていきました。
やがて、さびしい野原の城につきました。 「これが、わたしたちのすまいです」
女がとびらをあけると、天井もかべもまっ黒で、数えきれないほどのランプがありました。 光が、うす気味悪くゆれました。
「このたくさんのランプは、なんだろう?」
ヒツジ飼いがたずねると、女はいいました。
「これは人間のいのちです。ランプがもえていれば、その人は生きている。消えれば死ぬのです」
「じゃあ、わたしのランプもあるだろうか?」 「もちろんあります。あれですよ」
それは、まだ油がたっぷりと入っていて、明るく、いきおいよくもえていました。
でも、すぐとなりには、今にも消えそうなランプがひとつ、さがっているではありませんか。
「おお、気のどくに、だれのランプだろう?」 「あれは、あなたの弟さんのです」
ヒツジ飼いは、ビックリしました。
これまでは、あまりなかのよくない弟でしたが、今にも死にそうに弱っていると思うと、むねがしめつけられそうでした。
「おねがいだ。わしのランプから弟のランプヘ、油を少しうつしてやってくれないか」
ヒツジ飼いは、ふかく頭をさげました。
「それはできません。油は一度入れたら、あとで入れたり出したりできないのです」
「どうしても、弟を助けてやれないのか?」 「ええ、どうしても」
「なんだと! 子ヒツジは、もうあんたにはやるもんか! 弟が死にそうだと知ったら、わしはとても不幸になった!」
ヒツジ飼いは、かわいい子ヒツジをだきしめて、山の小屋まで走りました。
次の日のことです。
ヒツジ飼いが村へ行くと、教会の鐘が悲しくひびいて、だれかの死の知らせをしていました。 ヒツジ飼いは、村人にたずねました。
「だれが、なくなったのですか?」
「えっ、まだきいていなかったのかい? なくなったのは、あなたの弟さんですよ」
ヒツジ飼いは、ゆうべのランプがうそでなかったことを知って、ひどく悲しみました。
おしまい(  ̄ー ̄)

0