男子ゴルフの石川遼(17)=パナソニック=が、来年の米4大メジャー挑戦に向けて新たな挑戦を始めた。洋芝の深いラフに対応するため、これまで使用していたロフト角58度のウエッジを“メジャー仕様”の60度に変更したことを2日、明かした。先週から実戦配備しており、3日開幕のフジサンケイクラシック(富士桜CC=7397ヤード、パー71)から始まるツアー秋の陣は、世界を意識しながら臨む。
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石川は既に来年の米メジャー対策を始めていた。2度目のメジャー出場となった7月の全英オープン帰国後、ラフからのアプローチ対策が必要と実感した。今季6試合に出場した米ツアーで他の選手のバッグをのぞくと、小技の名手、今田竜二をはじめ60度の使用者が圧倒的に多かった。
その経験がウエッジの変更につながった。海外で戦うなら、クラブもメジャー仕様にすべき。「だれにも相談せずに自分で決めた」と、8月の全米プロ前に発注した。
「小学4年生でお父さんに買ってもらったサンドウエッジが58度。それからずっと使ってますが、60度に変えるべき日が来たのかなと。セッティングもメジャーにつながるものにしていきたい」。富士山のふもと、富士桜CCから世界をにらんだ。
58度からたった2度、ロフト角が寝ただけだが、深い洋芝からの短いアプローチには有効だ。「わずかな差だけど、58度はフェースが閉じている分、ヘッドスピードを抑えて打たないといけない。速い方が芝の抵抗は受けにくいですから」。既に実戦使用し「違和感はない」という。
ツアーの残り試合でラフが洋芝なのは来週のANAオープンと11月のダンロップフェニックス程度だが、今後も芝質にかかわらず60度を使っていく。ただ、今週も「有効だと思います。(あまり飛ばしたくない)下り傾斜や、ロブショットで生かしていければ」と新兵器が威力を発揮する機会もありそうだ。
メジャーを意識しながら国内の戦いに挑む。もちろん賞金ランク1位になれば、メジャー出場への道は大きく広がる。

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