小樽倉庫に小松崎健さんと扇柳さんのデュオ「ダルシムーン」を聴きに行く。
そういえば、普段Hard To Findの演奏の中でもこの二人だけのシーンというのはあまりないような気がする。音の一粒一粒がよく聞える感じがとても新鮮です。扇柳さんが5弦カンテレも弾いたので、カンテレとダルシマーのデュオも。そういえば客席からハンマーダルシマーとカンテレのアンサンブルを聴くのは初めてかも。健さんと私のデュオというのは何度もあったのですけれど。
ハンマーダルシマーは、よく響く美しい音色を、カンテレと同じように「星のような」とか「天使が舞い降りてくるような」などと形容されることもある楽器ですが、一緒に演奏するとハンマーダルシマーの「弦を打つ」という打楽器の要素がくっきりして、またカンテレの指で弾くことによる特性も浮き上がって、それぞれの楽器のすばらしさを再認識します。

カンテレもそうですがハンマーダルシマーも弾く人によって本当に音色も響きもまったく違う、とても多様な表情のある楽器で、私は健さんのダルシマーの、ほかの誰とも違う疾走感がとても好きなのですけれど、新しいソロアルバム「ダークアイランド」では、その疾走感に加えて、音の隙間を大事にした静かで内省的な曲が多く収録され、痛いほど心に染みる音楽が紡がれています。
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