稲垣美晴さんによる、実に楽しいフィンランド留学エッセイ「フィンランド語は猫の言葉」が、新装版としてついに復刊されるそうです。
81年に文化出版局より刊行されたこの本、私は講談社文庫版で持っていますが、70年代にヘルシンキ大学でフィンランド語を勉強された経験を通じて、フィンランド語のこと、フィンランドでの学生生活、日常生活が愉快に綴られています。私がフィンランドに初めて行った90年代とは20年の隔たりがあるはずなのに、あまりそんな気がしないのは、普遍的なフィンランドやフィンランド人気質みたいなところも上手く捉えて語っておられるからかな、と思います。
すでに講談社文庫版も絶版になっていて、近入手困難な状態が続いていたらしいのですが、稲垣さんご本人が「猫の言葉社」を立ち上げられての待望の復刊。しかも、「サンタクロースと小人たち」でおなじみのマウリ・クンナスの装丁での新装版とのこと。中にもマウリ・クンナスのイラストがあるのかな。気になります。
ISBN978-7-904196-00-7
