「装飾・お菊皿屋敷・麻生サンの神社。画像だけでもおもしろい」
民俗学

中津市闇無浜神社・暗がりがないとは「衛士」が焚く火で明るいこと。藤原広嗣の乱(隼人の乱に便乗した太宰府左遷された広嗣を倒すために弓矢の集団がこの浜に来た。陸路で行ったのか?太宰府まで?これが神武陸行岡田の宮行きに反映か?しかし、藤原氏にもやられたものはいたのである。当然彼は藤原家から見れば祟り神となったことだろう。ならば・・・草場村の中臣氏とは彼のことになるのかも知れなくなる。つまり彼は中央中臣から見れば恥となり、祟らぬよう本来の出身地に祭られたのだろうか?中臣と宇佐の結婚があった草場村地名はあまりに陰惨な地名では無かろうか?)

宇佐市麻生の麻生神社奥宮。鬼の氏族である山師を赤い鬼面が封じ込めていた。麻生金山は熊本の氏族だったある人々の鉱山である。銀の撮れた鉱山も、今は静かに眠っている。

かつての漁師が消えてゆこうとする山国川河口の古表神社。人麻呂が詠み込んだ「みるめ」=アオサはまだ大丈夫だが、名物アサリはヒトデに総なめされて皆無となり、漁場にはフカやエイばかりとなっている。温暖化と原油高騰が祭りの氏子の生活を変えさせる。
神相撲の存続も危うくなるのか?

これまた広嗣がらみの中津市大富神社の蛭子

田川郡香春町の河内王古墳と鏡山と、絶世の美女だった額田王の母親・鏡女王の句碑
あづさ弓ひき豊国の鏡山 見ず 久しさらば 恋しけるかも
額田部氏は九州とえにしが深い馬と外交の氏族だ。推古女帝の乳母の家柄。
四国では
にぎたづに船乗りせむとこぎ出せば 潮もかないぬ いざ・・・と斉明女帝の新羅遠征を詠んだ

香春古宮八幡の救童社(蛭子神社)石碑。水子の霊か?
えびすはヒルコである。
流された山師や女郎たちの子供か?
銅山があった香春岳。猿丸太夫の墓が山の中腹にひっそりとある。
野性サルが多いから登山はご注意。

国宝級の装飾を持つ遠賀川西側福岡県飯塚市の王塚古墳石室。王塚装飾古墳公園レプリカ。

7世紀の高松塚などよりも100年も早くから星座天体図を持っていた。北斗七星と六芒星、オリオンなどを題材に、中国華南で見てきた王墓の絵画を見よう見まねで海人族が塗り込めた壁画が、遠賀川までやってきてここまでの色彩満願色に発達した。大和が半島の職人を招いて造らせた壁画古墳に比べて、なんという原色、なんという死者へストレートなとむらい。屍床を三つ持ち、枕はひとつだけが使われていない。あとの二つは王と妃だろうか。石棺を用いない九州式の石屋形とむらいかただ。彼等は家臣たちにも、また部民にも愛されていたのだろう。石人山などの筑紫君一族が石棺と直弧紋で封印されたのと比べて、開け広げられた空間で、星を眺めながら夜のもがりに旅だった二人。そこには九州海人と華南系呉太白子孫の王族たちの、仲の良い共同体があったことを知らされる。大和の政治構造ではない、共感と協力と信頼関係が肌で感じ取れる。

馬具のすべてが金銅製。豪華。
筑紫君の甲冑には、石人の被っている甲から察するに、形式は華南様式。つまりひさしから鼻にかけて防具がついた、ローマ兵の甲に似たプロテクターがあった。鼻がきづつかないようなカバーだ。あきらかに火の君や筑紫野君や大分の君連合は華南王家とえにしがあったのだ。つまりそれは半島では百済とのえにしになる。
そうだ、筑紫君が新羅と共闘するバックボーンはなかった。継体が奪い取った百済外交。しかしその継体もまた実は「豊の系譜」から出たはずなのだ。磐井の乱はあきらかに骨肉の争いだった。王家同士の争い。かつて青谷上地寺で繰り広げられた倭国大乱=神話ではタケミナカタと大和の物部、中臣の神との争い・・・。大和から九州王家へ養子に来たオオクニヌシこそは三輪山の出雲氏族だ。玄界灘から出雲から日本海沿岸がひとつの文化で結ばれた時代に、百済から来た別の王家である継体という八岐大蛇が砂鉄を簒奪に来る。九州にいたスサノオはそれを阻止しようと筑後から来たのかも知れない。しかし多くの民が斬首され、代理戦争で出張ってきた大和の葛の氏族も多く死傷しただろう。こうして出雲は黄泉の国となった。

桂川町と嘉麻の境にあるお菊明神。皿屋敷は全国に広がっている。お菊とは修験者にとってはくくり姫、部民にはお菊虫、おしらさまと畏れられた。

なぜか小さな石棺に恵比須様が。
そして「いちま〜い、にま〜い」の井戸は、貞子が出そうなほどおどろおどろしい。

嘉麻町の鮭神社の不思議な鳥居は、大きな石が鳥居の通り抜けを「さえぎる」ように置かれている。なのに案内役のはずの猿田彦石碑がいくつも集められていた。さえぐ神が「さいのかみ」である。突っ立って通せんぼうをする。
ニニギ天孫一行の前に立ちふさがった猿田彦の図柄は、菊池の横穴装飾古墳の浮き彫りとして非常に好まれたようだ。さえぎる神は同時に道を教える道主、道臣でもあるのだ。道主とは靫負大伴の氏族のことであろう。

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