大蛇伝説と炭焼き小五郎ツアー参戦!
昨日おとつい、広島県のワイワイ探検隊という団体さんのバスに同乗し、炭焼き小五郎伝説と大蛇伝説の里・大分県三重町、清川村、緒方町、竹田市を回り、質問と解説に大わらわするという貴重な体験をさせていただいた。
大分のご案内を担当するFさんのご厚意でかわかつも、ガイドのひとりとして同行させていただいたものだ。
http://www.tabizaiya.jp/h-kbk_ogatashiwotazunete-08.htm
企画は広島の旅行会社「旅材屋」さん。
http://www.tabizaiya.jp/
社長の「かんじ」さんはバイタリティあふれる同年代のやり手。
ツアー客の中には大学の先輩の方や、有名な和菓子屋さんの社長さんなど、個性的で熱心な人々がたくさん!
さまざまな質問で冷や汗を流しながらの二日間。あっという間だった。
最後は拍手と見送りをしていただき、大変こころに残る旅となりました。かんじさん、ワイワイ探検隊の皆様、つたないご案内役でしたが、Fさんともどもまたのご来訪をお待ち申し上げます。
それにしても、なかなか鋭い質問が飛び交う中で、有意義な時間を過ごすことができ、いい経験になった。普段これほど多数の方を同時にご案内することが少ないので、さすがに疲れもしたが、広島市民の歴史興味のレベルの高さがよい刺激をもらえて、あちらもこちらも実によい小旅行になったと思う。
一泊した長湯温泉大丸旅館のゆとりあるたたづまいと温泉に夜遅くまで話が盛り上がった。
http://www.daimaruhello-net.co.jp/
大丸の社長さんとお話しする機会があった。長湯温泉では歴史的切り口を模索しておられるようで、来客へのアピールとして幕末に坂本龍馬や勝海舟や中岡慎太郎たちが鹿児島の西郷どんとの密談のあと、細川藩から久住高原を抜けて帰路についた事実があるのを取り上げたりして行きたいのだ、とおっしゃっていたのが印象的だった。
帰宅して、若干検索したり、図書館で調べてみたら、ちゃんとそういう記録があるようだ。大丸旅館はかなり以前だが、前の女将とお会いすることがあったが宿泊したのは初めてである。しかし瀟洒なたたづまいと井上靖、大佛次郎など文人墨客宿泊の歴史を持った古い旅館で、趣味のよい温泉宿である。なかなか気に入ってしまった。
長湯には鉱物、鍛冶の歴史を持つ烏天狗道祖神が多数残っており、ちょっと前にHPの鉱山をゆくシリーズで取り上げている。
http://www.oct-net.ne.jp/~hatahata/nagayu.html
中世史、古代史からの切り口もあるのだということも知っておいてもらいたい。
坂本龍馬の場合、豊後岡藩の広瀬という人物が龍馬との知己の記録にある。広瀬とは竹田市出身の軍神・広瀬武夫中佐の父上である。「杉野はいずこ」で有名な部下思いの海軍士官だが、海軍の前身を造ろうとした勝海舟や龍馬と、広瀬中佐の父が出会っていたとは・・・広瀬中佐が海軍に入るきっかけがもしかしたら幕末のその時にあったとすれば、なかなか興味深い「影の歴史」ともなるだろう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kawakatu_1205/47150188.html
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「炭焼き小五郎」伝説は民俗学の柳田国男の紹介で全国的に有名である。百合若大臣伝承とともに鍛冶、鉱山師、修験道に関わる古代史、中世史の切り口として、今や知らぬ歴史ファンはもぐりである。
炭焼きの炭は、古くは唯一の燃料でもあったが、その高温による製鉄こそは、戦いの歴史を形作ってきた。鍛冶と炭、鉱山の発掘は切っても切れない間柄である。鉄を牛耳る者は強い武器が持てたのだ。
それを可能にしたのが豪族である。そこでこの地方の緒方一族が浮上する。
宇佐大神氏を大元とする緒方三郎惟栄は「怖ろしき者の末」と『平家物語・苧環』に書かれ、頼朝に追われて宇佐八幡を頼ってきた源義経を竹田の山城にかくまおうとする。彼は大蛇の子孫だと自称し、緒方とは蛇のうろこが尾てい骨にあった「尾形」を語源にしたともいわれている。
蛇というのは鉱物氏族のトーテムである。
こういう伝説の裏側には「三輪山伝説」「丹塗り矢伝説」「おだまき型神話」といった、いわゆる大和大三輪氏の伝承が存在する。つまり豊後大神氏は宇佐大神氏から派生するが、もともとは大三輪氏を出自としたわけだ。
その大三輪氏は大物主という蛇の神を今も祀る。三輪山、大和の国魂である。
その実態はおそらく謎の氏族である多氏と神八井耳命の系譜だろう。
豊後大野市の「おおの」もそだろうが、オオタタネコを祖人とするこの一族は鉱物氏族でもある。
同じような伝承は諏訪にある。
諏訪大明神、諏訪三郎諏方(すわさぶろうよりかた)は近江の人穴から大蛇となって諏訪湖に出現する。いわゆる龍の子太郎話の大元である。人穴とか大蛇の洞穴とかいうものはすべからく鉱山のマブ穴を暗示している。
ここに義経が関われば、義経出日本説とのつながりも鉱山師の独特なネットワークがあれば可能になろうというもの。
鉱山と古代史、中世史から奧豊後を盛り上げる手もあるのだ。
三郎プロジェクト
http://www.coara.or.jp/~shuya/saburou/saburo-frame.htm


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