作:W.シェイクスピア/翻訳:近藤弘幸/演出・美術:佐藤信
意匠:山口小夜子/音楽:鼓童
出演:石橋蓮司・手塚とおる・中川安奈・冨樫真・石橋けい・真那胡敬二・大森博史・二瓶鮫一・斎藤歩・ハラトモヒロ・大鷹明良・内山森彦・片岡弘貴・辻萬長・阿部眞二・田中剛・本多幸男・南智章・北川響
9月25日〜10月11日/世田谷パブリックシアター
『世田谷パブリックシアター』サイト:
http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/
いわずとしれたシェイクスピアの四大悲劇『リア王』を黒テントの佐藤信氏が演出、美術。そして主演は、4年ぶりの舞台という石橋蓮司氏。
スタッフは、意匠に山口小夜子氏、音楽には鼓童という注目の作品です。
あらすじ。「リア王」は、自分の持っている領地を自分をもっとも愛してくれている子供に最も良い領土を与えようと言う。長女と次女は、軽がるしく甘い言葉で王を喜ばせた。しかし末娘は、長女と次女の心にもない言葉に腹を立て、そっけない事を王に言ってしまう。しかし末娘の真意を理解しないリア王は、末娘を追放する。そしてリア王は、長女と次女のもとで暮らし始めるが…。
本当に『もう、こんな事しなけりゃ、こんな事にならなかったのに!』とか、心の中で突っ込みながら観てしまいました(笑)。
現代の分析で、リア王は痴呆だとゆうことがわかったそうです。
やっぱり痴呆で苦しんでいる姿を見るのは辛いです。
高齢者の問題など、現代に通じる所も多い作品だと思います。
石橋蓮司さん、渋い大人の俳優さんでした。
でも、一階の8列目だったのにも関わらず声が聞こえずらかったです(特に前半)。今回、まったくあらすじなどの予習をせずに行ったので台詞が聞こえないのは苦痛でした。他の役者さんでは、手塚とおる(道化)、中川安奈(ゴネリル)が良かったです。
舞台美術。何十段もの階段がそびえ立っていて、一番上の段の壁はスクリーンになっています。そして、端(上手、下手)には上から下まで鎖がぶらさがっています。パブリックシアターの高さ、広さ有効に利用した面白い美術だと思ったのですがほとんどが階段での演技のため、動きが限られてきます。だから、ちょっと面白みがなかったですね。
衣装も個性的でした。とくに女性の衣装は、色が鮮やかでした。
音楽の『鼓童』は、NHKのドキュメンタリーを観たことがあって楽しみにしていました。予想通り、怪しい雰囲気をかもし出していました。
全体的に無国籍な感じがしました。
そして映像なのですが、舞台美術はシンプルで想像が膨らみますが映像で
具体的な物を流してしまうのは、どうなのでしょうか…。
正直、2幕の方でちょっと単調というか退屈してしまいました。
それに上演時間が3時間半というのも体力的にきつかったです。
美しいし綺麗な舞台なのですが、僕にはなじめなかったです。
是非、他の演出家さんで『リア王』を観てみたいと思いました。