「オールツーステップスクール『LOVESTREAMS NOTEBOOK』」
作・演出:浅野晋康 生演奏:高田漣
出演:笠木泉、高山玲子、持山優美、井苅イガリ、足立智充、柳沢茂樹、いせゆみこ、
関寛之、南波典子、鈴木将一郎、松永大輔、佐伯新、加藤直美(ベターポーヅ)
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舞台監督:佐藤太治 照明:多賀啓二 音響:都築茂一 小道具:矢野愛
制作:笠木泉、高山玲子、南波典子 宣伝デザイン:mee 宣伝イラスト&刺繍:高山玲子
主催:三鷹市芸術文化振興財団 製作:オールツーステップスクール
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2005年10月20日〜10月23日/三鷹市芸術文化センター・星のホール
WEB「オールツーステップスクール」:http://homepage3.nifty.com/alltwostep/
女優・笠木泉さんが主宰され、映像作家でもある浅野晋康さんが作・演出される「オールツ
ーステップスクール」の新作公演。僕は前回公演の『メイキング・オブ・チェーンソー大虐殺』
@こまばアゴラ劇場に引き続き2回目の観劇。今回は三鷹市芸術文化センターのMitaka
Next Selection参加公演です。ということで高校生以下は¥1000っ!激安ですよね・・・、
本当に感謝しています。いったいホールの広い舞台をどう使うのか期待して観に行きました。
上演時間は休憩なしの2時間15分ほどでした。ちょっと長めですね。
地方にあるらしい湖畔のリゾート・ホテル。そのホテルのオーナーと従業員、そしてここを訪
れる夫婦、女三人組、地元の人々・・・。そんなホテルの中庭を中心に展開する、人間模様。
演劇とリーディングと生演奏、という3つの要素を中心に繰り広げられる舞台作品です。
・・・・・・とっても刺激的で興味深い劇空間が創られていました。前回公演とはまた少し違った
アプローチで、ラストは良い意味で何かがひっかかるような印象を持たせてくれる舞台でした。
高田漣さんによる生演奏や劇場を大胆に利用した舞台美術なども見所のひとつだと思います。
睡魔に襲われてしまったときもありましたが、最後まで面白く観る事ができました。
前回の公演では露骨な性描写が結構ありましたが、今回はどちらかというと会話(台詞)
での性描写が不自然に思うほど沢山ある舞台でした。うーん・・・なんかいろいろ凄かった
です。そんなエロい会話の中から浮かび上がってくる、可笑しさや切なさや空虚さ・・・・・・。
そして少し不条理というか、普通のように見えて普通じゃないズレた雰囲気も感じました。
でも僕は全体的に理解しているとは言いがたいですね。でも感覚的に面白かったですが。
こういう感覚は前回の公演を観たときと似ているかもしれません。
高田漣さんの音楽が良かったです。作品の雰囲気にも合っていますよね。上演中は演奏され
ている楽器が何なのか分からなかったので、家に帰って調べてみると“スチールギター”という
楽器のようです。ちなみにフォークシンガーの故・高田渡さんのご子息であることも分かりました。
生演奏コーナーの隣に、リーディングのコーナー(椅子、台、マイク)がありました。そこで役者さん
がシーンが変わったりするたびに、シーンや登場人物の説明などをマイクに向かって朗読します。
舞台美術に驚きました〜。三鷹芸術文化センター・星のホールは通常、プロセニアム形式で
11列の250席なんです。しかし!劇場に入場すると、客席は4列だけで大きく張り出した舞台
が目に留まりました。とっても大胆で印象深いものとなりました。前方はひな壇のようになって
おり、人工芝がひいてあったり中庭のよう。後方はホテルの中のような雰囲気。上手には生演奏
コーナーとリーディングのコーナーがあり、所々にテーブルセットが置いてあります。そして舞台の
頭上には電灯の笠のような照明器具が沢山つられていました(この照明器具はシーンが変わる
たびに下に下がってくるのです)。そして舞台のバックは黒幕で覆われています。
上手く広い空間を利用していたのではないでしょうか。とてもシンプルでしたが、作りこまないその
シンプルさが作品の雰囲気とあっていたような気がします。素敵な舞台美術で良かったと思います。
チラシとDMが面白いですね。舞台を観に行くか決める時にチラシも大事なポイントとなりますが、
僕はこのチラシを観て“これは観たい!”と思いましたし、かなり興味をもちました。