作・演出・出演:唐十郎
出演:鳥山昌克、久保井研、辻孝彦、稲荷卓央、藤井由紀、赤松由美、真名子美佳、
丸山厚人、多田亜由美、植野正士、高木宏、岡田悟一、気田睦、西川高史、野村千絵
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宣伝美術:合田佐知子 作曲:大貫誉 舞台美術:劇団唐組
制作:劇団唐組制作部 版下作成:森崎偏陸 協力:(株)文化印刷
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2005年10月8日(土)〜10月30日(日)/西新宿原っぱ、雑司が谷・鬼子母神(現在公演中)
唐組公認サイト「唐ファン」:http://homepage3.nifty.com/shibai/
イープラス「唐十郎まつり2005」:http://eee.eplus.co.jp/s/kara/
アングラ演劇の代表的存在で、今もなおテント芝居を続けている唐十郎さんが主宰されて
いる「唐組」。唐さんのお芝居(アングラ)は、怪しく怖そうなイメージがあって僕はまだ観た
ことなかったんですが、ようやく意を決して観に行くことを決めました。今回は西新宿原っぱ
で公演した後に場所を移して、雑司が谷・鬼子母神での公演です。どんな舞台が待ってい
るのかドキドキしながら雑司が谷・鬼子母神に立つ紅テントへと向かいました・・・。
とにかくエネルギーが凄いっ!役者さんは熱く早口で絶えず言葉を発し続け、舞台はテンポ
よくどんどん進行していきます。2時間40分(2回休憩あり)という長時間の上演時間ですが、
最初から最後まで気が抜けない作品になっていました。場面ごとに変わる舞台美術や仕掛
けも見所だと思います。作品全体のエネルギーも凄いですが、客席の熱気も凄かったです。
超満員の中、役者さんに「よっ、唐十郎っ!」などと掛け声や拍手があったり大盛り上がり。
ようやく入ることのできた紅テントの中は予想通り怪しくて、ノスタルジックで独創的というか
独特な世界観が広がっていて・・・。唐さんって凄い方だな、としみじみと感じました。
「電子城II」という作品をリメイクした、ロールプレイング・ゲームをモチーフにした作品でし
た。もう意味というかお話がほとんど分からなくて、頭が混乱しちゃいました。一幕が終わ
った時点で、もう理解するのは無理みたいだ・・・、とあきらめちゃってましたから(笑)。
でも、そういう理屈とか関係なしに面白いと感じました。それにこの世界観に触れる事が
できただけでも僕は満足しています。いや〜観に行ってよかったです。こういう世界(舞台
)もあるんだな、と少し視野が広がったというか・・・。また次回公演も観てみたいです。
笑いが沢山ありました。最初のほうはあまり笑えなかったのですが、だんだん
と作品にのめり込んできてからは、笑ったりしながら楽しく拝見しました。
突然照明がガラッと変わったり、音楽が突然大きくなったり小さくなったりしたのが印象的
です。このように小さなところでも、やっぱりアングラだな〜、と思ったりしました。
とっても拝見するのを楽しみにしていた生・唐十郎さん。初登場シーンでは掛け声と拍手
喝采。怖そうな方かと思っていたのですがサービス精神があるし、おちゃめというか・・・。
とても面白いし存在感もあって、登場されるのを楽しみに待っていました。
場面というか幕ごとに装置が変わります。これは楽しいですね、次はどんな装置が
待っているのかワクワクしました。どれも手作り感のある舞台美術でした。
客席はすべて桟敷席でした。なんと土の上にただゴザが敷いてあるだけで、段差も座布団
も何もありません。お客さんは靴を脱いで、すし詰め状態で座ります。僕が入場した時には
もうほぼ満員の客席でした。自由席ですので好きな位置を陣取って開演を待っていると、
スタッフの方が「外で60名ほどお客さんがお待ちですので、前に詰めてください」とのこと!
というわけで超満員です。この状態で2時間40分(10分の休憩は2回あるけど・・・)はかなり
辛くて、お尻が悲鳴を上げていました。でもテント芝居の醍醐味って感じで面白かったです。
作品のジャンルとして“アングラ演劇”という独特な世界観の舞台ですので、好き嫌いが
ハッキリと分かれてしまうのではないでしょうか。僕はアングラはあまり好みではないの
ですが、唐組ならまた観たいと思いました。世界が確立されていると思うし、唐さんをまた
観てみたいですし。とにかく一度見てみる価値は十分にあると思いました。