作・演出:佐野崇匡
出演:哀原友則、金内隆司、北村直也、コースケ・ハラスメント、さのたかまさ、J. K. Goodman、浜本ゆたか、ヤギー蟇油、柳生タカシ、吉田十弾
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東南アジアふるさとキャラバンシリーズ第一弾/柳生タカシ引退特別興行 戦後60周年記念特別企画/若手演出家コンクール2004最優秀賞受賞記念興行第二弾
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2005年12月16日(金)〜18日(日)/恵比寿・エコー劇場
WEB「東京ミルクホール」:http://tokyomilkhall.web.infoseek.co.jp/
“若手演出家コンクール2004”の最優秀賞を受賞した、男性のみで昭和史をかいている劇団東京ミルクホール。新作本公演『快傑ハリマオ〜双頭の虎〜』を観劇してきました。
※レポートを改訂しました
舞台は戦時中のマレー。実在した人物である、マレーで生まれて育った日本人の谷豊ことハリマオ。そんなハリマオが大活躍していくストーリー。
お芝居、殺陣、歌、日舞、ダンス・・・色んな要素がふんだんに盛り込まれていて、非常にエンターテイメント色が強い作品でした。とにかく印象的なのは、舞台からはじけんばかりのパワー、エネルギーを感じるじることです。お客さんを楽しませようとする心意気のようなものを感じて、僕は楽しく観劇することができました。東京ミルクホールはまた違う作品を拝見してみたいです。
ただ少し持て余しているような気がしました。もっと面白くなる可能性を秘めているというか、ちょっと勿体無いと感じる部分が多かったです。完成度が高いとはあまり思えなくて、まだこれから発展していく劇団なんだろうな、と思いました。洗練や改善の余地があるのではと思ったのですが、逆に洗練されてしまうと魅力が半減してしまう気もします。色んなものが混在するような感じが良かったです。
終演後の挨拶を含めると約2時間半の長丁場。でも長いと感じたのは確かなのですが、不思議とそれほど飽きなかったんです。2時間半を飽きさせずに見せるのは並大抵の事じゃないと思いました。畳み掛けるように次から次へと色んな小ネタが展開されていき、舞台を見せていくのは見事です。でもやっぱり2時間以内にしたほうが、密度が濃くて更に面白い作品になるのでは…。
★下記ネタばれしています。
ベタなものから、マニアックだったり、シュールだったり、ナンセンスでぶっとんでるものだったり・・・笑いにバリエーションがあって楽しかったです。いきなりスタジオ・ジブリ映画のワンシーンをやってみせたり、裸の大将、ジョンレノンをまねてみたり・・・。劇場に笑いが耐えることはありませんでしたね。僕も楽しく笑わせてもらいました。
役者さんは男優さんのみなので、もちろん女役も男優さんが演じます。男優のみの劇団というと「花組芝居」や「スタジオライフ」などがありますね。東京ミルクホールでも可笑しかったり、キレイな方もいました。
激しいアクションや踊りが沢山もりこまれていました。「戦場のメリークリスマス」に乗って日舞のように踊ったり、はたまたV6の「MADE IN JAPAN」にあわせて激しく踊ってアクションをしたり・・・。僕は口をポカーンとあけて、圧倒されながら観てました(笑)。
僕の観劇した回は東京ミルクホールを観た事がある人が多いのか、拍手などもよく起こりましたし盛り上がっていたと思います。お客さんといえば、客いじりが凄かった!なんとお客さんが舞台に上げられて、走ったりしていました。僕は比較的後ろのほうの席だったので、少し安心してしまいました(笑)。
オープニングがとても良かったです。客席をジャングルに見立て、役者さんが客席で演技をします。コミカルでユーモアたっぷりの演出と演技に、いっきに会場は笑いの渦に。いっきに舞台に引き込まれて、こういった驚きを感じられたことがとっても嬉しかったです。
客席を使用することよって一体感をだしていて良かったのですが、やっぱりエコー劇場だと空間が埋まっていないというか、舞台美術(2階建てのシンプルなもの)を使いきれていないと思いました。ということで僕は、もう少しだけ小さな劇場で観たかったです。
★上記ネタばれしています。