「オペラシアターこんにゃく座『オペラ《ロはロボットのロ》』」
オペラ
台本・演出:鄭義信 作曲・音楽監督:萩京子
出演:井村タカオ、鈴木裕加、大石哲史、川鍋節雄、梅村博美、相原智枝、佐藤敏之、井上弓子、服部真理子(ピアノ演奏)
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美術:加藤ちか 衣裳:出川淳子 照明:増田隆芳 振付:伊藤多恵 舞台監督:久寿田義晴 特殊小道具:渡辺数憲 演出助手:柴田次郎
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2005年12月17日(土)〜18日(日)/草月ホール
WEB「オペラシアターこんにゃく座」:http://homepage2.nifty.com/konnyakuza/
ピアノなどの小編成で少人数な日本語のオリジナルオペラを創作し続けているオペラシアターこんにゃく座。鄭義信さんが台本と演出、萩京子さんが作曲の代表作『ロはロボットのロ』の韓国ツアーの帰国公演を観に行って来ました。
こんにゃく座はさまざまなジャンルの作品を創作していて、このオペラは子供向けにあたるジャンルの作品だと思いました。学校公演や子供劇場などをまわっているようですね。キャッチコピーは“こどもたちと こどもだったおかあさんとおとうさんと こどもだったすべてのおとなたちに贈る 笑いと涙のメルヘンオペラ”。「平成12年度東京都優秀児童演劇選定」を受賞した作品でもあります。
《あらすじ》
ウエストランドにあるパン工場で働いている、パン製造ロボット・テト。しかし調子が悪くなり、テトの生みの親であるドリトル博士に治してもらうために、イーストランドへと旅立つのですが・・・・・・。
僕は7年前に行われた青山円形劇場での初演から何度となく拝見しています。久しぶりに観ましたが・・・やっぱり面白い!7年前も今も、その感動は変りません。
起承転結があって分かりやすい素敵なお話に、口ずさんじゃうような楽しいメロディ。シンプルだけどダイナミックで、ユーモアもたっぷり入っているんです。オペラや演劇の良いとこ取りって感じで、色んな要素がギュッと2時間(15分の休憩あり)に凝縮されていると思いました。飽きずに最後まで観られる工夫が沢山盛り込まれていて、これなら子供も大人も楽しめること間違いなし!じゃないでしょうか・・・。
今回は韓国ツアーの帰国公演という事で、韓国語や韓国ネタが折りこまれていました。
音楽はピアノ一台で奏でられ、出演者はピアノ奏者を除いて8人だけ。シンプルな舞台美術でテンポ良くスムーズに場面転換していき、暗転は確か一回もなかったと思います。今回の舞台は表現力が非常に豊かだし、想像力をとても刺激されました。
基本的な舞台美術は2階建てのシンプルな装置と、場面を説明する大きな絵本。そして布や、そして様々な色や形の積み木のような柱などを効果的に使用して様々な物や場所を表現していくのです。細かな仕掛けもあって、楽しめました。
今回の「ロはロボットのロ」はベスト的なキャストだったのではないでしょうか。でも子供向けの作品だからかな、オーバーリアクションだったのが気になりました。
何度見ても感動できるのは、やはり骨太なドラマがしっかりと存在しているからだと思います。忘れかけていた大事なことに気づかされ、元気と勇気をもらった気がしました。個人的には時々懐かしくなかったり観たくなる、そんな作品です。
僕の拝見した日にNHK「芸術劇場」の取材が入っていました。
どうやら2006年1月15日の放送で、この公演が紹介されるようです。その時の芸術劇場は、チェルフィッチュ「目的地」の放送もありますし、要チェックですね。