作:中谷まゆみ 演出:板垣恭一
出演:原田泰造、富田靖子、瀬川亮、長野里美、小須田康人、石黒賢
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音楽:北村紀子 美術:尼川ゆら 照明:吉森賢治 音響:堀江潤 衣裳:森永幸徳、金田実香 ヘアメイク:西川直子(vitamins) インテリア:采澤聰 振付:井上一馬 演習助手:松倉良子 舞台監督:藤崎遊 プロデューサー:佐藤玄、中島隆裕 制作:高石由紀子 制作補:森田友規子 営業:谷村篤、冨士田卓、大野直子 票券:厚味幸子 宣伝協力:る・ひまわり、林三代子 企画・製作:パルコ+サードステージ
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WEB「PARCO劇場『ラブハンドル』」:http://www.parco-play.com/
WEB「サードステージ」:http://www.thirdstage.com/
2006年2月4日(土)〜2月20日(月)/PARCO劇場
中谷まゆみさん(脚本)&板垣恭一さん(演出)のコンビが手掛けられる最新作が、本作品『ラブハンドル』です。僕がこのお二人の作品を観劇するのは、前作「お父さんの恋」以来ですね。今回はお笑い芸人の原田泰造さんをはじめとする豪華なキャストでの公演で、楽しみに観に行きました。
《あらすじ−WEB「イープラス」公演紹介ページより引用−》
弁護士(原田泰造)とその秘書(富田靖子)は、いわゆる恋人同士なのだが、あまりに長い時間を一緒に過ごしてきたため、自分たちの関係が、フィアンセ?先輩と後輩?家族?と、何だったのかよくわからなくなってしまっている。もはや崖っぷちと焦っている秘書は、あの手この手で弁護士に結婚を迫るが、バツイチの弁護士に今さら結婚という選択肢はない。そんな彼らの事務所に、ある日やってきたのは、一見、酸いも甘いも噛み分けたイイ男風の依頼人(石黒賢)。お金になると思ったら、この人がまた、生きるの死ぬのと実にお騒がせな奴。弁護士も秘書も振り回され、ついには同居するはめに。そこへさらに、弁護士の別れた妻のもとにいる娘の“自称”恋人(瀬川亮)や、弁護士の姉夫婦(長野里美、小須田康人)もやってきて、それぞれの想いが入れ乱れ……。
★パルコ劇場のサイトに舞台写真がアップされていました。
http://www.parco-play.com/web/play/love_handles/photo.html
いわゆる笑って泣けるラブ・コメディーという印象を受けました。軽快かつコミカルに沢山の笑いを散りばめらながら進んでいく舞台ですが、その中にはシビアな題材も含んでいます。きっと年を重ねるほど味わいや感じる部分が多くなっていくような、大人向けのエンターテイメント作品ですね。
面白かったり、素敵な台詞や演出があったり、印象に残った部分がいろいろとありました。だけど全体を通してみると・・・・・・なんだか安っぽい感じのするトレンディ・ドラマみたいに感じてしまったんです。きっとこれはこういうジャンルなのかもしれないですし、好き嫌いが分かれてしまうのかもしれません。でも脚本も演出も全体的にベタというかありがちな印象をうけてしまい、僕は残念ながら特に感動したりすることもなく、強く印象に残るところも少なかったのが正直なところです。
客席では上演中に鼻をすする音が聞こえたり、ハンカチで涙をぬぐっている人をよく見かけました。そして笑いなども、しっかりと適度におこっていましたね。やっぱり脚本家の方が、観客の泣きや笑いのツボをちゃんと心得ているんだろうな・・・と思いました。さすがですね。
ちなみにタイトルにもなっている「ラブハンドル」とは“年齢とともにオナカのまわりについた贅肉のこと”だそうです。あとは、僕がこの舞台を観るには若すぎたのかも知れないと思いました(笑)。
★下記ネタばれしています。
舞台美術が素敵でした。芝居はほぼワン・シチュエーションで展開されて、舞台には事務所兼自宅のセットが作りこまれています。クラシカルというかレトロな雰囲気も感じさせるセットで、夜のシーンでは大きな月が登場し、メルヘンチックな雰囲気もかもしだしていました。
上演時間は15分間の休憩を含める2時間50分〜3時間ぐらいでした。夜の部を観て、終演したのが10時ごろでしたので、やはり長いと感じずにはいられませんでしたね。削れたり出来るエピソードはあるんじゃないでしょうか。もう少し短くなれば、更に洗練された作品になると思いました。
役者さんは素敵だったり、上手かったり、良かったりした所はもちろんありました。でも全体的にバラバラな印象を受けてしまったんです。一人一人で演技をしていて、自分だけの間などを持っているところが多く、役者さん達のコミュニケーションが少なかったような気がしました。まだこれから地方公演もあるようですし、これから回を重ねるごとに良くなっていくのかもしれませんね。
原田泰造さん(弁護士)は、予想以上に良かったです。時々台詞をかまれたり、まだ色々と慣れていない感じがしましたが、頑張っているのが客席にも伝わってきました。
富田靖子さん(秘書)は、ナースやメイドや学生服のコスプレ姿に驚きました。でも富田さんは普通の服装のほうが可愛かった。とにかく富田さんファンの方には必見の舞台だと思います(笑)。
★上記ネタばれしています。