出演:アンナ・シャファジンスカヤ、ロバート・ディーン・スミス、クリストファー・ロバートソン、坂本朱、ユルキ・コルホーネン、晴雅彦、妻屋秀和、鈴木涼子、加茂下稔、タン・ジュンボ、片山将司、ほか
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作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ 原作:リヴァス公爵ドン・アンヘル・デ・サーヴェドラ 台本:フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ(改定版:アントーニオ・ギスランツォーニ) 指揮:井上道義 演出:エミリオ・サージ 美術・衣裳:ローレンス・コルベッラ 照明:磯野睦 舞台監督:大仁田雅彦 合唱指揮:三澤洋史 合唱:新国立劇場合唱団 管弦楽:東京交響楽団 主催:新国立劇場
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2006年3/15(水)〜3/30(木)/新国立劇場・オペラ劇場/http://www.nntt.jac.go.jp/
ジュゼッペ・ヴェルディの悲劇オペラ「運命の力」が新国立劇場で上演されます。マドリードのレアル劇場芸術監督のエミリオ・サージさんが演出を手がけ、井上道義さが指揮をされていました。
舞台写真⇒
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/updata/10000020.html
今日は新国立劇場の学生優待企画『アカデミック・プラン』を利用して鑑賞しました。なんとSS席21,000円を5,000円で購入することができたんです。これって物凄くありませんか?5,000円でも大金なので出し惜しみしていましたが、こんな特上の席をこの値段で見れるなら悔いはありません。これは素晴らしい企画だと思うので、学生の方々は是非利用してみてはいかがでしょうか。
《あらすじ−WEB「新国立劇場」より−》
スペイン、市民戦争の時代。カラトラーヴァ侯爵の娘レオノーラは、恋人のドン・アルヴァーロと駆け落ちを試みるが、恋仲に不承知の父親に阻まれる。アルヴァーロは無抵抗の証に銃を投げ出すが、暴発して侯爵に命中。侯爵は娘を呪って絶命、二人は逃走する。レオノーラの兄ドン・カルロは父の仇であるアルヴァーロとレオノーラを追う。レオノーラは修道院に入り、戦線に逃げ延びたアルヴァーロはある仕官を助け友情を誓い合う。お互いに偽名だったが、アルヴァーロの正体を見破ったカルロは決闘を申し込み返り討ちにあう。そこにレオノーラが現れ、アルヴァーロとの喜びの再会も束の間、瀕死の力を振り絞ったカルロがレオノーラを刺す。
まさに運命の力というか、人生の歯車が狂ってしまったように悲惨な結末へと至ってしまう、3人の男女を描いた悲劇です。でもよくよく考えてみると、破天荒なストーリーですね(笑)。しかし非常に壮大な作品に作られていて、特にヴェルディの音楽は聞き所が満載なのではないでしょうか。
僕は終始、オペラ歌手の声量とオーケストラの迫力に圧倒されつつ、豪華で大胆な演出な演出を楽しみながら鑑賞しました。専門的な事はよく分かりませんが、自分なりに満喫できたつもりです。やっぱり豪華で華やかですし、自分の中でオペラを観に行くのは大きなイベントな気がします。
上演時間は約3時間20分(20分の休憩を含む)ということで見応え十分。しかし前から3列目だったのにも関わらず、ウトウトしちゃいました。非常に残念です。どうしてだろう・・・疲れていたのかな。
今回のエミリオ・サージさんの演出では、舞台を18世紀初頭のスペインから20世紀初頭のスペインへと移して作られていました。比較的にみると現代色を感じ、抽象的なイメージ。でもそこまで奇抜だったり斬新なわけでもなくて、物語を重点的に魅せている印象を受けましたし、バランスが良かった気がして好感が持てました。それに舞台をダイナミックに使っていて面白かったです。
鮮やかな赤一色に囲まれた箱型の舞台美術でした。照明などと調和して美しい世界を作り上げています。壁が透けたり、床が動いたり、せり上がってきたり…大胆な仕掛けにはワクワクしますね。
ヴェルディの音楽は美しく壮大で、非情な運命を表現するような重厚感に溢れている音楽に聞き入りました。歌手の中では、レオノーラ役のアンナ・シャファジンスカヤさんが素晴らしかったです。とにかく声量がすごくて、すごい迫力でした。終始圧倒されましたし、ブラボーも飛んでいました。