「世田谷パブリックシアター『アンデルセン・プロジェクト−白井版−』」
作・演出:ロベール・ルパージュ 出演:ロベール・ルパージュ(30日まで)/白井晃(1日から)
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主催:財団法人せたがや文化財団 企画制作:世田谷パブリックシアター 助成:財団法人地域創造(白井版) 協賛:ケフィア倶楽部 特別後援:ケベック州政府在日事務所、カナダ大使館
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6月23日(金)〜7月08日(土)/世田谷パブリックシアター/http://www.setagayaac.or.jp/
ロベール・ルパージュさんが作・演出を手がける、一人芝居「アンデルセン・プロジェクト」。ルパージュさん本人のみが出演する“ルパージュ版”を観劇した僕は、演出家・役者としても活躍する白井晃さんによる“白井版”のチケットを衝動買いしました。見比べる意味でも楽しみに観に行きました。
世田谷パブリックシアターの学生優待企画“TSSS”を利用して、実質上の初日であるプレビュー公演を観劇してまいりました。僕はB席(3000→1500円、ちなみにコレはプレビュー公演価格です)を購入。学生の皆さんはこういう企画を利用して、ぜひ良質な演劇に触れてほしいと思います。
★公演特設サイト:
http://www.parco-play.com/web/play/sept/andersen/
★公演紹介記事:
http://forum.nifty.com/ftheater/n2006/60228001.htm

《あらすじ・作品解説−公式サイトより引用−》
『アンデルセン・プロジェクト』では、三人の登場人物 ―アンデルセンの童話『木の精ドリアーデ』のオペラ製作を依頼されたカナダ人の作詞家、作詞を依頼したフランスのオペラ劇場のディレクター、そして作詞家が住むパリのアパートの1階の店で掃除係をしているモロッコ人の若者―が交差する現在と、パリ万博(1876年)が開催された当時のパリという二つの時空間を行き来しながら、アンデルセンの実像を浮かび上がらせる挑戦を描いた物語です。
役者さんがルパージュさんから白井さんへと変わっただけですので、作品の基本的なところは“ルパージュ版”と変わりありませんでした。ですので「アンデルセン・プロジェクト」の詳細については、
ルパージュ版のレポートをご覧いただければと思います。ただ役者さんが違うということは、作品に大きな影響を与えるんですね。やはりちょっと雰囲気が違ったような。それに日本語での上演だったので、よーく更に作品についての理解が深まった気がしました。観劇して正解だったようです。(画像は「アンデルセン・プロジェクト」のチラシ画像から。ルパージュ版のオープニング。)
やはり脚本・演出は素晴らしいと思いました。ルパージュさんの作品が日本で、そして本人が出ている舞台を観れたことが、すごく貴重な体験だったことのように感じます。さて今回も目を疑うような“ルパージュ・マジック”にも魅せられ、ストーリーで新たな発見もありました。そして白井晃さんですが、すごく役と格闘されていたと思います。でも僕はルパージュ版のほうが正直言って惹き込まれましたし、まだ客席と舞台に隔たりがあった気がしました。でも演出は必見!お見逃しなく。
序盤は台詞がただただ流れていくような感覚に苛まれ、“これから大丈夫だろうか”と心配してしまいました。しかし徐々に舞台と観客の距離が縮んでいくように、うまく舞台の世界観に溶け込んでいきましたね。ルパージュ版のときは字幕に映し出される台詞を見るのに必死でしたが、今回はストーリーも把握していましたし、じっくりと魅力的な演出の数々や更に台詞を味わうことにしました。