出演:前畑陽平、篠塚茜、藤原幹雄、吉田友則、横溝茂雄、出来恵美、加藤雅人、ほか
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作・演出:土屋亮一 舞台監督:谷澤拓巳+至福団 音響:中村嘉宏(atSound) 照明:伊藤孝(ART CORE design) 映像:冨田中理(Selfimage Produkts) 美術:秋山光洋 衣裳:坂倉香子 小道具:畠山直子 大道具:C−COM舞台装置 宣伝美術:チラシックス 制作:保坂綾子、安元千恵 製作:高田雅士 企画:シベリア少女鉄道、吉祥寺シアター
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2006年7月6日(木)〜7月15日(土)/東京・吉祥寺シアター/http://www.siberia.jp/
いつも大仕掛けが待っている作風で話題になっている、土屋亮一さんが作・演出を手がける「シベリア少女鉄道」。今回はそんな略してシベ少の最新公演「残酷な神が支配する」を観に行ってきました。この東京公演@吉祥寺シアターが終了した後には、初の大阪公演が控えているそうです。
土日のチケットは完売しているようですが、当日券が全ステージ発売されているようです。僕の観た回は、バルコニー席も埋まる満員状態の客席でした。上演時間は確か1時間40分弱だったと思います。ちなみに大阪公演は7月20日(木)〜23日(日)に、精華小劇場で公演するそうですよ。

《イントロダクション−公式サイトより引用−》
慌ただしく窮屈な「世界」。何ひとつ思い通りにならない「世界」。伝えたかった言葉は溢れているのに、その半分すらも届かない。「ナゼ キミハ モウ イナイノ・・・?」振り回されるような日々の中で、不意に立ち止まれたとしても照れくさくて、意味が無くて、特に何もすることなんてない。「ナゼ ボクハ ココニ イルノ・・・?」今宵、ここではないどこかでまた無邪気な何かが目を覚ます。素知らぬ顔の指揮者(コンダクター)が、終末への序曲(カウントダウン)のタクトを振るう。例によって別に同名タイトルの漫画と何か関係があるわけでもない。読んだことない。偶然偶然。でも運命は偶然を装って忍び寄る。何が言いたいんだシベリア少女鉄道。
今回は舞台ならではの“嘘”を巧みに利用した仕掛けが施されており、僕はいろいろと笑わせていただきました。これ以上はネタばれになってしまうので、ぜひ劇場に足を運んで確かめてみてください。バカバカしさに笑いながら、やはり感服しきっている自分がいました。だってこんなにくだらないアイディアを(もちろん良い意味で)、舞台の上に実体化させているんですから。すごいよなぁ・・・。キャッチコピーの「語り継ぐべき意味をまるで持たない舞台が、ここにある。」は的確かもね(笑)。
★下記のレポートは、ネタばれしています。どうぞご注意ください。
《あらすじ》
舞台はとある大学の構内。ある誘拐事件が勃発したため、策を練って実行に移す警察や関係者たち。なんとか誘拐された女性を助け出すことに成功した彼らは、それから犯人探しを着々と進めていくのだった。しかし警察のデータベースにはウィルスが入り込み、捜査も行き詰るのだが・・・。
ある誘拐事件を軸に展開していくミステリーで、緻密に練られた会話の数々が面白かったです。しかしこれが最後には大どんでん返しされるわけですが・・・。舞台美術(秋山光洋)は回り舞台になっていて、大学構内のカフェテリア・部室・監視室の3つが回転して場面転換していくセットでした。
そろそろ物語りも終盤に近づいてきたあたりで、ようやくこの作品のオチが姿を現しました。3つの空間が隣り合わせになっている、“回り舞台”をグルグルと回転させ続けるんです。今まで積み上げてきた物語世界をぶち壊して飛び越え、非常に演劇的な回り舞台の嘘が暴かれていくのは痛快でした。物語世界と現実世界が入り乱れていくさまは圧倒。可笑しくて何度も笑っちゃいました。
舞台の下手壁にアントニオ猪木さんが観客の顔を殴って、気合を注入している映像が流れていました。映像と舞台とがリンクしていくのが非常に可笑しかったです。でも僕の説明じゃ何がなんだか分からないですよね。やっぱり自分の目で確かめるのが一番だと思いますよ(笑)。ぜひ劇場へ。
★上記のレポートは、ネタばれしています。どうぞご注意ください。