出演:松村綾乃、山口温、白井小百合、絵崎由花(ZUKI)、上野友之、市岡拓(Nine States)
---------------------------------------------
作・演出:上野友之 舞台監督:伊藤智史 舞台美術:満木夢奈 照明:島田雄峰(lighting staff Ten-Holes) 音響:須貝英 宣伝美術:VOID IDM 小道具:田畑美穂 演出助手:福田翔人 / 大川翔子 WEB:坂田直子 制作:伊藤静香(劇団【こども機関】) 企画:「山荘の女たち」実行委員会 協力:フォセット・コンシェルジュ 製作:シネマ・ステージ
---------------------------------------------
06年7月21日(金)〜24日(月)/早稲田どらま館/http://kyoueimizugi.hp.infoseek.co.jp/
上野友之さんが作・演出を手がけている「競泳水着」。活動休止されていたそうですが、今回から復活して、本気で売り出していくそうです。案内文によれば“美女四人による正統派ミステリー”ということで、楽しみに劇場に向かいました。そうそう今日は早稲田どらま館にも初めて行きました。

《あらすじ−劇団「競泳水着」公式サイトより引用−》
世間を揺るがす驚愕の脱税事件 深い森に閉ざされた山荘 集められた四人の美女 不可解な脅迫状 仕組まれた空白の二時間 そして鳴り響いた一発の銃声
チラシなどで大々的にうたっているように、今作は正統派のミステリーでした。人里はなれたところに位置する山荘を舞台に繰り広げられる、どこかで聞いたことがありそうな設定・・・。しかしながらコロコロと転がっていく物語に、なんども驚かされることになりました。予想以上に楽しかったです。
いやぁ・・・まさにハラハラドキドキという言葉に相応しい内容で、最後まで緊張感のはりつめた観劇体験をすることができました。舞台と客席が一体となって、密な空間が生まれていたと思います。そして良いのか悪いのかは定かではありませんが、どこかテレビドラマを観ているような感覚になりました。これはこれでもちろん良いのですが、もっと何かしらの舞台でしか体験できないような要素が加わると、更に深く重厚的な観劇になるのではと思いました。でも十分面白かったですが。
★下記のレポートには、ネタばれが含まれています。どうぞご注意ください。
山荘のリビングというワン・シチュエーションで展開していきますが、スタッフワークが充実していたので、細かに施された演出などが良かったです。たとえば外の雑音が聞こえる音響ですとか、窓から車や雷の光が漏れたり、カーテンが大きくはためくのも印象的でした。お芝居の序盤では舞台全体に大きな幕が張られて映像が流れましたが、それはそれはクオリティが高くて良かったです。
脚本は二転三転する物語が面白かったので、ハラハラしなが舞台の結末を追いました。これってテレビドラマとかにも、そのままなりそうな脚本じゃないかな??ただ洗練の余地がまだあると思いましたし、個人的にはもっと演劇的な体験が欲しかったですね。すいません、ちょっと贅沢しすぎかな。演出面では細かなスタッフワークが光っていましたので、とても好印象で心に残りました。
役者さんは健闘していらっしゃると思いましたが、もっともっと可能性があるように感じました。ちょっと台詞をかんでいる場面もいくつかありましたし、まだ若干硬い演技をしていた気もしないでもないです。24日まで公演がありますので、それまで更にパワーアップした演技がみれる良いですね。
★上記のレポートには、ネタばれが含まれています。どうぞご注意ください。