出演:虎馬鯨、夕沈、白鴎文子、山本亜手子、丹羽純子、サカエミホ、日与津十子、黒宮万理、雪港、蓮子正和、ひのみもく、☆之、水元汽色、小林夢二、カシワナオミ、井村昂、水谷ノブ、山田マキオ(劇団NANジャガー)、松田泰基(劇団翔航群)、竹内大介 藤沼茂人(千夜二夜)、池田遼
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作・演出:天野天街 舞台美術:田岡一遠 美術製作:小森祐美加、枝松千尋 映像:浜嶋将裕、鎌田千香子、中村友紀 照明:小木曽千倉 音響:戸崎数子(マナコ・プロジェクト) 舞台監督:昂 音楽:珠水 FUMICO 長谷川久 振付:夕沈+イキルダンス部 衣裳:田村英子 宣伝美術:アマノテンガイ 制作:西杢比野茉実 名古屋◎七ツ寺共同スタジオ、大阪◎精華小劇場
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2006年8月16日(水)〜20日(日)/下北沢ザ・スズナリ/http://www.oujakan.jp/
愛知の劇団である“少年王者館”の東京公演です。天野天街さんが作・演出を手がけている劇団で、僕がずっと観てみたいと思っていた劇団の一つでした。今回はギリギリまで迷って当日券で伺ったのですが・・・。すごっい満員のスズナリでしたね〜。やっぱり人気がある劇団だと実感でした。

僕は今回はじめて観ることになったんですが・・・お、お、面白かった!!きっと作品自体は物語重視というわけではないですね。詩のように語られる独特の言葉、映像などによる魔術的なトリックの数々。そんな様々な要素が相まって、舞台はとても勢い良く紡がれていきます。とっても独特で確立された、演劇表現の形がここにあるんですね。すごい、これが少年王者館の世界なのか!
きっと好き嫌いがと分かれる可能性はありますが、ご興味ある方は観てみてはいかがでしょうか。小劇場ファンなら一度は観ておきたい劇団だと思いますし、客観的な観点から見てみても一見の価値はきっとあると思いますよ。僕が購入した当日券は4,500円で高いな〜、と観る前はぼやいていましたが、この内容ならこの値段でも納得かな・・・と思いました。観れてラッキーでした。
物語といった物語が無いに加えて、良い意味で難解でした。なんだろう物語をモザイク模様にした感じというか、コラージュした感じというか。とりあえず劇場に足を運んでみないと分からないと思います。大雑把に言ってしまうと、いたるところに偏在している人物“一郎”を軸にした物語でした。そんな物語を少年王者館ならではの演出方法を用いて、リズム感たっぷりに勢い良く魅せてもらえるのです。1時間50分弱の上演時間があっ!という間でした。
もう少年王者館の世界にどっぷりと浸かって堪能しました。こういうの大好き(笑)!いわゆる僕の苦手な“アングラ”とも違っていて、“少年王者館”という一つのジャンルが成立しているんですよね。劇中で何度も心を揺す振られる演出に出会い、ポカーンと口をあけて見てしまったと思えば、ゾゾーと全身を鳥肌が襲いました。僕が滅多に出会うことの出来ない貴重な観劇体験だったのです。
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冒頭は呆気にとられました。数十秒ほどの短いシーンの数々がテンポ良く、終わっては始まり、終わっては始まっていきます。そこに入る映像などの視覚効果の演出に魅了されて、気がついたら舞台セットがダイナミックに転換されていました。大人数の役者さんたちが小さな舞台を所狭しと動くのも見どころですよね。それに僕は語られる台詞の数々も面白くって耳を大きくして聞きました。
映像は障子や舞台全体に映写されたりして、劇中では非常に多用されています。映像の内容も非常にユニークで、特に舞台での演技と映像がリンクするシーンが素晴らしかった。可笑しくて不思議なダンスも随所で挿入されていて、観客の目を楽しめます。どれも独特でとっても面白かったですね。それに小さな舞台空間から大きな広がりが感じられて、豊かな気分に終演後になりました。
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