作・演出:倉持裕 出演:小林高鹿、ぼくもとさきこ、玉置孝匡、内田慈、近藤智行、吉川純広、松竹生、山本大介、伊藤留奈、加藤啓(拙者ムニエル)
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舞台監督:武藤晃司(SING KEN KEN) 舞台監督助手:金子晴美 照明:清水利恭(日高照明) 音響:高塩顕 舞台美術:中根聡子 衣裳:松本夏記(ミシンロックス) 宣伝美術:坂村健次 宣伝写真:江隈麗志 チラシイラスト:今枝大輔 WEB製作:いのくちあきこ ステッカー製作:雨堤千砂子(WAGON) 舞台写真:引地信彦 制作:土井さや佳 主催:ペンギンプルペイルパイルズ
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2006年8月23日(水)〜9月3日(日)/下北沢ザ・スズナリ/http://www.penguinppp.com/
倉持裕さんが作・演出を手がけている、ペンギンプルペイルパイルズ。今回観に行ってきたのは最新公演の「道子の調査」です。9月3日まで下北沢ザ・スズナリにて東京公演があり、9月の上旬には初の大阪公演も控えているとのこと。ちなみに僕は指定席(3,600円)を購入して観劇です。

《簡易なあらすじ》
ある海の近くに佇んでいる、会社の保養所兼モーテルのような建物。そこに道子(伊藤留奈)という女性がやって来た。道子は“ナミコ”と呼ばれる人物の調査をしており、ここに滞在することになっているのだった。過去にもナミコを調査していた砂恵(ぼくもとさきこ)という女性が居たが、彼女もまた行方不明となっているとのことなのだ。そして砂恵が居た過去と同様に、この建物にナミコを知る人物たちが証言をしに来るのだが・・・。
ユーモアがあって、シニカルで、少し難解で・・・そんな独特の倉持ワールドを体感できる作品に仕上がっていました。ちょっとだけ不条理劇のような印象も受けるのですが、どこか生々しさやリアリティがあるというか。“分からないけれど面白い”っていう、倉持作品独特の感覚が今作にもありました。こういう手応えのあるお芝居は個人的に大好きなので、PPPP(劇団名の略称)通いはやめられませんね。
だけど上演時間は休憩なしで2時間10分弱だったんです。疲労が溜まっていた僕には少し長く感じてしまい、ちょっと今作は個人的な事情で惹きこまれづらかったかな。うーん、残念です。でも非常に興味深い作品だったことに変わりはありません。役者さんは回を重ねるごとに、良くなっていくような気がしました。大阪公演も控えていますし、更なる向上に期待できるのではないでしょうか。
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同じ場所を舞台に過去と現在が、照明などの変化だけで場面転換をしていきます。また、過去と現在が同時進行したりもする場面もあり、特徴的な構成のお芝居でした。舞台上には登場することのない“ナミコ”という人物の証言を聞くうちに、徐々にですがナミコの人物像が明らかになっていくのが面白かったですね。お芝居の終演後も、考える余韻を持たせてくれるお芝居だったと思います。
過去の砂恵にしても現在の道子にしても、捜査はときおり頓挫したりと難航します。そうして終盤に近づくにつれて、徐々にナミコの人物像や謎などが解き明かされていくんですね。でも舞台にはちょっと意外な結末が待っていました。うーん、良く分からなかった(笑)!全部を理解しているという訳では全然ないですが、でもやはり“面白かった”という確かな手応えが残ったのが印象的です。
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