出演:宇井タカシ、岩本幸子、緒方健児、岡部由美、池上ゆき、浜田信也、盛隆二、國重直也、奥瀬繁(幻の劇団見て見て)、桜井麻樹
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作・演出:前川知大 舞台監督:小野八着(JET STREAM) 舞台美術:土岐研一 照明:松本大介(enjin-light) 音響:鏑木知宏(Sound Gimmick) 音響オペ:平井隆史 衣裳:吉岡麻衣 選曲:303 写真撮影:相川博昭 演出助手:矢本翼子 宣伝美術:高井真 制作:吉田直美
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06年8月31日(木)〜9月3日(日)/サンモールスタジオ/http://www10.plala.or.jp/ikiume/
宇井タカシさんが主宰をつとめ、前川知大さんが作・演出を手がけている劇団“イキウメ”。今とっても注目されてる旬な劇団ですよね。ぼくは前回公演に引き続き2回目の観劇となりました。なんと次回公演は吉祥寺シアター、次々回公演は青山円形劇場だそうです。すごいですねー。楽しみ。

《あらすじ−WEB「イキウメ」より引用させていただきました−》
留守番電話を再生すると、混線したような雑音の中に奇妙な「声」が聞こえた。その「声」の主は、あの人に違いなかった。世界の裏側から聞こえるその「声」は、次第に饒舌になっていった。そのうち裏と表がひっくり返るのだと言う。僕には、なんだか本当のことのように思えた。
いやぁ〜、とっても面白かった!!最後まで集中して観劇できました。ジャンルではSFに分類されるんでしょうか。すごく硬質というか、本格派な作風です。“こんなことありえないよ!”と思いながらも、自分たちの生活と直結して、日常に忍び寄ってくる恐怖さえも感じました。これは脚本はもちろんのこと、演出の力も非常にありますよね。そしてそれに応えている役者さんがいてこそですが。
上演時間は1時間40分弱でちょうど良かったです。ユーモアはいろいろ盛り込まれるものの“笑い”はほとんどなく、ピーンとした心地よい緊張感が舞台全体をおおっていました。でも若干ですが好みが分かれる可能性があるので、大勢の方にオススメっ!というわけにはいかないですね。ぼくはかなり十分に堪能したくちでした。やはり作・演出の前川さんはこれから注目の方だと再確認。
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真言(まこと)という名の女性が失踪したところから物語は始まります。真言の行方を捜すうちに行き着くのは、“サトリオルグ”という名のカルト的な瞑想セミナー。ありそうでなさそうな恐怖感をあおりながら、舞台は衝撃の結末を迎えるのでした。やがて冒頭で伏線されていた環境問題との接点が浮かんでくるのも面白いですし、テンポよく退屈な場面が非常に少なかったのが印象的です。
舞台美術はシンプルで無駄なものがそぎ落とされたような空間に仕上がっており、照明は非常に多種多様な姿を見せていただき、豪華だと感じましたね。明転や暗転で実行される場面転換もスムーズに行っており、舞台上はさまざまな空間へと変化していました。細部にいたるところまで創り込まれているおかげで、きっと観客は自然と物語の世界に惹きこまれることが出来るのでしょう。
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