【出演】ヴィタリ・コワリョフ、ミロスラフ・ドヴォルスキー、マーティン・ガントナー、大村 博美、マルゴルツァータ・ヴァレヴスカ、妻屋 秀和、長谷川 顯、背戸 裕子、樋口 達哉、幸田 浩子
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【作曲】ジュゼッペ・ヴェルディ【原作】フリードリヒ・フォン・シラー【台本】ジョセフ・メリ/カミーユ・デュ・ロクル【イタリア語訳】アキッレ・デ・ラウジェレス/アンジェロ・ザナルディーニ【指揮】ミゲル・ゴメス=マルティネス【演出・美術】 マルコ・アルトゥーロ・マレッリ【衣裳】ダグマー・ニーファイント=マレッリ【照明】八木 麻紀【舞台監督】大澤 裕【合唱指揮】三澤 洋史【合唱】新国立劇場合唱団【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団【特別協賛】LEXUS / 東海旅客鉄道株式会社【協賛】ブラザー工業株式会社【主催】新国立劇場
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2006年9月7日(木)〜21日(木)/初台・新国立劇場/http://www.nntt.jac.go.jp/
新国立劇場の今シーズンが開幕です!!そんな華々しい開幕作品に選ばれたのは、ヴェルディの円熟期の傑作と名高いオペラ「ドン・カルロ」。一般的上演されているる改訂版(ミラノ版/全4幕/イタリア語)での上演です。演出はマルコ・アルトゥーロ・マレッリさんが手がけられていました。
ぼくは今回もアカデミック・プランを利用して観劇させていただきました。アカデミック・プランとは新国立劇場が打ち出している学生優待企画の一つで、チケットが残っている公演を超お得価格で学生に提供してくれるのです。今作では2万円相当のS席かA席を、なんと5千円で発売してくれました!すごいよ、素晴らしいよ、新国立劇場!!学生の皆さん、ぜひぜひ利用して観劇しましょう!

《あらすじ−WEB「新国立劇場」より引用しました−》
スペインの王子ドン・カルロの婚約者で、フランスの王女エリザベッタは、政略結婚により父王フィリッポ二世の妃となってしまう。失意の王子は友人ロドリーゴのすすめで圧政に苦しむフランドル人民の解放に立ち上がるが、王への造反者として投獄される。王子に恋心を抱くエボリ公女はエリザベッタへの激しい嫉妬心から国王の前で彼女を陥れる。一方、宗教裁判所長の刺客がロドリーゴを銃殺。解放された王子がフランドルに旅立つ前に、エリザベッタと永遠の別れを惜しんでいるところへ、国王が現れ二人の逮捕を命じる。すると先帝の霊が現れ、カルロを墓に引きずり込む。
音楽も物語もすごく壮大というかスケールが大きく、非常に重厚的に感じられる作品だったと思いました。ヴェルディの力強い音楽と、聴き応え十分の歌曲には感動しました。自宅に帰ってきて今作のCDを改めて聞いて、素晴らしさというか凄さを実感しているような感じです。やっぱりすごいな、ヴェルディって。それにオペラ歌手の皆さんも上手な方が多かったと思います。専門的なことは分かりませんが、自分の体にまで直球で響いてくるような、そんな歌を何度も聞くことができました。
いわゆるストーリーは壮大な歴史絵巻という感じでしょうか。描かれているのは政治や宗教との対立だったり、人間関係の愛憎や嫉妬が複雑に絡み合っていきます。ですから見応えのほうも非常にたっぷりなんですよね。演出については現代的で斬新なものでした。全体的には具象的ではなく抽象的なイメージで、なのに重厚的な豪華さがあり、品格が感じられる演出で良かったですね。
それにしても・・・・・つ、つ、疲れましたー!!もうカーテンコールが終わったら、22時を過ぎていましたからね。やっぱり平日の学校帰りに3時間半はキツイッす。だからちょっとウツラウツラしちゃった場面も・・・。悔しい。でもそれだけ重厚的で濃厚な作品だったということでしょう。オペラビギナーの僕には専門的なことについて分からないものの、最後までいろいろと楽しむことが出来ました。
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ビジュアル的なイメージは非常に硬質で圧迫感がありました。いわゆる重厚的な箱型の舞台美術でしたね。どれも壁は十字架になるようにくりぬかれているので、重い壁のようなキューブの数々が回転することにより、さまざまな顔をのぞかせてくれます。そう、この“十字架”が作品の重要なポイントになっていて、常に舞台上には硬質な十字架が存在しています。いずれにせよ比較的シンプルで抽象的な美術でしたが、照明などとの組み合わせも良く、不思議とあきることなく拝見することが出来ました。美術は演出同様にマルコ・アルトゥーロ・マレッリさんが手がけれています。
30分の休憩を含める3時間半という超大作ですから、“ラストはいったいどうなるの!?”ってドキドキしながら鑑賞していました。そしたら・・・幽霊が現れてカルロを墓へと引きずり込む、という驚愕の展開が!!おいおい!!あれだけ壮大な歴史劇として展開してきたのに、なんというあっけない結末なんだろう。ちょっとビックリして最後はポカーンとしたまま終演してしまいました(笑)。
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