作・演出:タニノクロウ 出演:佐山こうた(p)、中林薫平(b)、長谷川学(d)、安藤玉恵、佐山和泉、島田桃依、瀬口タエコ、保坂エマ、吉原朱美、横畠愛希子、飯田一期、マメ山田
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舞台監督:矢島健 舞台美術:田中敏恵 演出助手:川島はづき 照明:今西理恵 宣伝美術:野崎浩司 /DMイラスト:坂口時継 構成助手・撮影:玉置潤一郎 構成補佐:海老原聡 写真:田中亜紀 メイク:井上悠 WEB:佐田丘仁子 PA:阿部将之 制作:樺澤良・河口麻衣・小野塚央 プロデューサー:野平久志 企画製作:PUZZ WORKS/劇団制作社 助成:東京都歴史文化財団
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9月15日(金)〜9月20日(水)/下北沢ザ・スズナリ/http://niwagekidan.org/
前回公演「ダークマスター」が大きな話題を巻き起こした、“庭劇団ペニノ”の最新公演を観てまいりました。作・演出を手がけられているのはタニノクロウさん。今回は「UNDER GROUND」というタイトルのもと、ザ・スズナリに進出されての公演でした。満席な公演2日目のソワレに伺いました。

キャッチコピーは「古い外科病院、大男を開腹する七人の看護士.手術室で釣りをする小人、踊る赤血球、ジャズバンドと庭劇団ペニノの幻想とその先。」です。まさにこの説明文の通りでしょう。薄汚い手術室に現れるのは看護士や謎の小人たち。そこではリアリティを感じさせる外科手術と、ジャズバンドの生演奏がコラボレーションしていきます。どの分野をとってもクオリティの高さが光り、緊張感のある劇空間に刺激をたっぷりとうけました。今まで観たことのない豊かな舞台芸術作品だったと思います。
安易な言葉になってしまいますが、いろんな意味でものすごい作品でした。僕の許容範囲を軽々と超えていくというか、未知の舞台芸術との出会いがありましたね。絶対に今ザ・スズナリでしか観られないものが上演されています。でもいわゆる一般的な演劇ではないので、好みはハッキリと分かれてしまいそう。しかし小劇場ファンの皆さん、今これを見ずして何を見る!?って感じがしました。ぼくは最後までとっても楽しく拝見することが出来ましたし、非常に豊かな観劇体験でした。未知の演劇体験がしたい方にオススメの作品ではないでしょうか・・・?
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舞台はお世辞にも清潔とは言えない、薄汚れた雰囲気が漂う手術室です。ちなみに上手の上段にはピアノ、ベース、ドラムによるジャズトリオの演奏スペースが設置されていました。そんな手術室に集まってきて準備をする看護士が7人、そして謎の行動をする“指揮者”という名の小人・・・。そして大男が運ばれてきて、なぜか看護士だけにより、その大男の開腹手術が開始されます。その手術がすっごくリアリティを感じさせるものだったので、ドキドキしながら拝見してしまいました。
そんな手術が行われるかな、ジャズバンドがノリノリの生演奏を披露していくんです。なんだかミスマッチなんだけど、めちゃくちゃカッコいいんですよね。そしていきなり指揮者が海水パンツに着替えて突飛な行動を起こしたり、行われている手術では腸がひっぱりだされたり、次々とありえない展開が勃発していきます。患者が死にそうになってドタバタとしていく手術、意味不明の行動を起こしている指揮者、そしてテンションが上がりまくりのジャズ演奏・・・。どんどんと盛り上がるのです。
最後まで予想を上回る展開が次々と続き、圧倒されながらの1時間半弱でした。なんだかよく分からないけど・・・すごく楽しい!!っていう感覚だけは確かに存在していましたね。深いことはあんまり考えず、感じるままに観るのが一番なのかな。きっと感覚重視の作品ではないでしょうか。こういう舞台ってなかなかお目にかかれないので、最後までとっても集中しながら観れました。僕はこういう作品、とても好きですね。だから庭劇団ペニノの作品はこれからも見逃せないと思いました。
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