出演:東さくら、金子あい、川村奈実、小山達也、斉藤美音子、佐藤亮介、志小田綾子、菅尾なぎさ、中尾留美子、中村達哉、松之木天辺、本橋弘子、依田朋子
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振付:井手茂太 美術:伊藤雅子 美容:川口博史 照明:齋藤茂男 音響:島猛 衣裳:斉藤絵美 舞台監督:大川裕 制作:坪井香保里 主催:days 提携:世田谷パブリックシアター 平成18年度文化庁芸術創造活動重点支援事業 世田谷パブリックシアター・二十一世紀舞踊
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2006年9月21日(木)〜24日(日)/世田谷パブリックシアター/http://www.idevian.com/
井手茂太さんが主宰されているダンス・カンパニー「イデビアン・クルー」の最新公演です。井手さんはダンス界での振付演出だけではなく、演劇公演の振付もよく手がけられていますね。僕がイデビアン・クルーの本公演を拝見するのは、前回公演の「迂回プリーズ」以来2度目となりました。

《公演紹介−チラシから引用させていただきました−》
コンテンポラリー・ダンス界の先頭を駆ける、イデビアン・クルー。率いるはダンス界・演劇界でも注目の、鬼才の振付家・井手茂太。ヘンな動きがカッコよく、どこかユーモラスで、 どこかハカナイ、人間模様。眺めるうちに、湧いてくるのは笑いやら悲しみやら。 なにかあったときのために いつでも準備をしています。 必要なときには直ちに対応できるよう。 合格と失敗のはざま。 オルタナティブから始まるなにか。
とってもユーモラスで可笑しさ満点!そんな突っ込みどころ満載の豊かで面白いダンスには、思わず笑みがこぼれてしまいました。振付も演出も簡潔というわけではないんだけど、一貫性があってグッと惹き込まれました。ぼくは最後までとっても面白く拝見することができました。僕は舞踊などに詳しいわけではありませんが、理屈ぬきに“楽しい!”とか“面白い!”って思える作品って素敵だと思うんですよね。そんな感想が当てはまるのが、今日のこの作品でした。またこの独特の空間や世界観に出会ってみたい、と終演後はしみじみと感じることができました。
★下記のレポートには、ネタばれが含まれております。どうぞご注意ください。
オープニングが素晴らしかったです。トコトコと女性が上手から一人、稽古する仕草をみせながら登場しました。まだ客席の照明はついたままで、音楽や音響さえもありません。女性が舞台奥に下がったと思うと、頭上から照明器具が落下してきて女性に直撃!衝撃的な始まり方です(笑)。するとポップな音楽と照明のなか、全出演者が舞台上に登場してきました。衣装は男性も女性も色とりどりのカラフルなワンピースを着ていて、カツラは金髪のショートヘアーに統一されています。
いきなりのナンセンスでトリッキーなオープニングから、思わず舞台に見入ってしまいました。井手さんのこういう演出や振付が好きですね。それから爆音のように響くSEやピカピカと照らすストロボの演出が施され、中盤からはダイナミックに装置が稼動し始めたりしました。井手さん独特のダンスが展開されていくなか、そのうち振りにあわせて“あぁっ!”とか“おりゃーっ”と声を発したりする演出も。しまいには歌も歌ってましたね(笑)。演劇的な要素もしだいに挿入され始め、客席からはクスクスと笑い声が聞こえるようになっていきました。観客との距離が近くて豊かだと思いました。
舞台は終盤またまた可笑しな方向へ。なぜか一昔前の歌番組というか、歌謡ショーが展開していきます。なぜかアイドル、人魚、体育教師とさまざまなコスチュームのダンサーたちが登場。歌謡曲をアイドルが口パクで歌う真似をするなか、後ろでは出演者たちが彼女を応援しているよう。すると一生懸命に歌っているアイドルの頭上から、オープニングのように照明器具が落下してくるのが可笑しい。簡潔ではなくて一貫性があって、最後まで独特の世界観を楽しむことが出来ました。
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