「東宝株式会社『ミュージカル《マリー・アントワネット》』」
出演:涼風真世、新妻聖子(Wキャスト)、笹本玲奈(Wキャスト)、土居裕子、井上芳雄、石川禅、山路和弘、高嶋政宏、山口祐一郎、福井貴一、春風ひとみ、北村岳子、河合篤子、広田勇二、tekkan、佐山陽規、林アキラ アンサンブルキャスト:安部誠司、池田紳一、小原和彦、KENTARO、小西のりゆき、齊藤裕加、島田邦人、杉山有大、砂川直人、武内耕、俵和也、照井裕隆、中山昇、松澤重雄、横沢健司、家塚敦子、石田佳名子、碓氷マキ、樺島麻美、史桜、鈴木結加里、高島みほ、鳥居ひとみ、中川菜緒子、中村友里子、ナナ・マリア、Belle、水谷祐紀、やまぐちあきこ
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脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ 演出:栗山民也 翻訳:浦山剛、迫光 翻訳・訳詞:竜真知子 音楽監督:甲斐正人 歌唱指導:矢部玲司、林アキラ 振付:前田清実 装置:島次郎 照明:勝柴次朗 衣裳:有村淳 ヘアー:坂井一夫 音響:大坪正仁 アクション:渥美博 舞台監督:廣田進 演出助手:鈴木ひがし 指揮:塩田明弘 オーケストラ:(株)ダットミュージック、東宝ミュージック プロダクション・コーディネーター:小熊節子 プロデューサー:岡本義次、小林香、横田優希 S席:13000円 A席:8000円 B席:4000円
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06年11月1日(水)〜12月25日(月)/帝国劇場/http://www.toho.co.jp/stage/ma/
作家はミヒャエル・クンツェさんと作曲家のシルヴェスター・リーヴァイさんのコンビによる、オリジナル・ミュージカル「マリー・アントワネット」の世界初演を観て参りました!!遠藤周作さんの「王妃マリー・アントワネット」が原作になっており、そして栗山民也さんが演出を手がける作品でした。

≪あらすじ−WEB「ぴあ」より引用させて頂き、一部付け加えました−≫
舞台は、18世紀フランス。主人公は、何の苦労も知らず、世の栄華を一身に集めるフランス王妃マリー・アントワネット(涼風真世)と、片や“自由・平等”を信じる、貧しい民衆のひとりマルグリット・アルノー(新妻聖子、笹本玲奈)。対照的な運命の星の下で生まれた、この「M.A.」という同じイニシャルを持つ二人の女性の人生は、ドラマチックに交差していく。オーストリアからフランスに嫁ぎ、異国の宮廷生活に孤独と不安に苛まれた王妃アントワネット。彼女の慰めは近衛隊のフェルセン伯爵(井上芳雄)との秘密の恋だった。そんな王妃の豪奢を極めた暮らしぶりは民衆の非難の的となり、フランス革命を引き起す原因となった。そして、遂に勃発した革命は、国王一家の運命を転落させる。一方、民衆のひとりとして革命を先導していたマルグリットは、革命の矛盾を目の当たりにして、正しいと信じていた革命に疑問を抱きはじめる。自分が求めていたものとは何だったのか…。やがて、王政が崩壊し、王妃は囚われの身に。そこで運命の出会いが二人を待ち受けていた──。
フランス王妃のマリー・アントワネットと、貧しい少女のマルグリット・アルノー。このイニシャルが同じ“M.A”の二人の女性を通しながら、かのフランス革命を描いていくミュージカルでした。3時間15分弱(休憩を含む)という上演時間からも分かるとおり、非常にスケールの大きい作品に仕上がっています。でも単にフランス革命の歴史絵巻というだけではありません。切ないロマンスや現代にも通じるしっかりとした主張も盛り込まれ、非常に見応えのある大作だと思いました。東京公演はこれでいったん終了するものの、福岡公演と大阪公演を経て、来年また東京・帝国劇場に戻ってきます。僕はとっても面白い作品だと思いましたので、ご興味ある方はぜひ足を運んでみてください。
ミヒャエル・クンツェさんとシルヴェスター・リーヴァイさんさんのコンビということで、もちろん期待して伺いましたが、特に音楽は今でも深く耳に残っています。僕は『100万のキャンドル』や『すべてはあなたに』といった曲が印象に残りました。そして歌も演技も上手な方が揃っていて感動したのですが、なかでも新妻聖子さんの歌声は特に迫力がありました(今作品はダブルキャスト公演ですので、マルグリット役は笹本玲奈さんの回もあります)。なおかつ胸にグッと響いてきます。そしてアンサンブルの方々も圧倒的な存在感でしたね。それになにより帝国劇場ですから、装置も照明も衣装もとっても豪華!特に貴族が登場するシーンは華やかで、鑑賞していて単純に楽しかったです。
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一幕は寝不足のせいか集中力が途切れてしまう場面もちらほらあったのですが、フランス革命に向けてじわじわと破滅に向けて展開していく二幕からは目が離せなくなりました。時代の流れに押し流されていく群衆の様子なども、非常に上手く表現されていると思います。それと同時にマリー・アントワネットとフェルセンの禁断の恋も展開し、とても切なくて儚い感情になりました。そんな物語を盛り上げるミュージカル・ナンバーもどんどん挿入されていきます。ラストのマリーが処刑されるシーンでは、大きなギロチンの刃が舞台上部から降りてくる、という大胆な演出もあり印象的でした。
舞台には灰色を基調とした重厚的な半円形型の壁が聳え立っており、そこにさまざまな装置が運ばれてきたりする舞台美術(島次郎)でした。床が回り舞台になっていたのも効果的です。特に舞台の上部から沢山の電飾が吊り下げられる、王宮のシーンが非常にキレイで良かったです。重厚的な舞台が照明(勝柴次朗)によって、更に美しく効果的な仕上がりになっていました。衣装(有村淳)は貴族の豪華なドレスなどが沢山登場してきます。キレイで美しく、まさに美麗な姿でした。カーテンコールでは涼風真世さんが、ドレスに衣装変えして登場してくれたのが嬉しかったですね。
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