脚本・演出:成井豊+真柴あずき 出演:岡田達也、温井摩耶、大内厚雄、坂口理恵、岡内美喜子、畑中智行、三浦剛、筒井俊作、實川貴美子、左東広之、小多田直樹、久保田晶子、粟根まこと(ゲスト出演:劇団☆新感線) ≪福岡公演:5月10日〜12日/神戸公演:5月18日〜27日≫
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主催:日本テレビ 協力:ソネットエンタテインメント株式会社 チケット:5,500円(全席指定・日時指定・税込・ハーフプライスチケットなど、各種割引あり) 前売開始:2007年2月18日(日)〜
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2007年4月7日(土)〜5月6日(日)/サンシャイン劇場/http://www.caramelbox.com/
言わずと知れた演劇集団『キャラメルボックス』の最新公演。成井豊さんと真柴あずきさんが共同で、脚本・演出を手がけられる新作時代劇です。同劇団は先日やっと前回公演の千秋楽を迎えたばかり、という多忙&活動的な集団ですね。この東京公演が終了後、全国ツアーを控えています。

ちなみに前回公演「サボテンの花」に引き続きまして、非常に恐縮なのですが、今回も「ブログライターご招待」で観劇させて頂きました。この企画はブログやホームページ、そしてミクシィなどのSNSで記事を書いている人を無料招待し、その代わりに自分の率直な感想を自らのウェッブサイトなどに記す・・・という内容。今回の東京公演では初日に行われまして、多くの方が参加されていたようです。また、制作総指揮の加藤さんによるブログでは「ハーフプライスチケット」を予約中ということなので、ぜひこの機会にご興味のある方は、足を運んでみてはいかがでしょうか・・・?ちなみに上演時間は2時間弱をノンストップ、という丁度良い時間だったと思います。
≪あらすじ−WEB「キャラメルボックス」より引用させて戴き、役名追加いたしました−≫
嘉永5年4月、小田原藩士・青柳啓一郎(岡田達也)は、友人の宇佐見静馬(大内厚雄)・岩本鉄之助(三浦剛)とともに、旅芸人の一座を見に行く。目隠しをして剣を振る娘・千鶴(温井摩耶)を見て、驚く啓一郎。千鶴の顏は、1年前に病で亡くなった姉に瓜二つだった。啓一郎は、父・徳右衛門(粟根まこと・ゲスト出演)に進言して、千鶴を青柳家の養子として引き取ることに。最初は一座に帰りたがっていた千鶴だが、自分を引き取ろうと言い出したのが啓一郎だと知り、密かに思いを寄せ始める。そして・・・・・・。―――――真っ青な空の下で、もう一度お会いしとうございます。
キャラメルボックス流の時代劇ならぬ「幕末劇」の新作です。僕が拝見したのは全ツアーの初日にも関わらず、相変わらずの高クオリティの作品を見せて頂けました。肝心の内容もいろんな意味で、とてもよく出来た時代劇に仕上がっています。起承転結がしっかりあって見せ場もある、多くの人が親しむことが出来そうな脚本と演出でした。でも序盤では全体がステレオタイプのような感覚に苛まれ、キャラメルボックス特有の雰囲気に圧倒されての観劇となりました。でもやはり最後はホロリと感動している自分に出会い、足取り軽く劇場を後にすることが出来るんですよね。これが個人的にキャラメルボックスの醍醐味かも。そしてシリアスで作品の格となる場面をしっかり魅せつつも、全体的には重々しかったり暗かったりすることはありませんでした。不幸な事件に巻き込まれてしまったり、決して笑えない状況にある登場人物。のはずが、とてもユーモアと個性に溢れているんです。良い意味で軽快かつテンポ良く進行する作品で、最後までじっくりと観劇できました。これから1ヶ月近く東京公演があり、その後は各地でツアーが控えます。初日の時点で高い完成度だったので、きっと更にブラッシュアップされていくのでは?、という期待が込み上げて来ました。
★下記のレポートには、ネタばれが含まれております。どうぞご注意ください。
舞台には傾斜のついた木材のステージを中心にしつつ、石垣や松の木などが随所に佇む「純和風」な舞台セットでした。そこに作品を効果的に演出する照明が加わり、さまざまな場所や場面に展開していきます。照明は舞台を越えて客席を照らす場面もあり、非常に豪華で美しい光景でした。2時間弱という限られた上演時間のなかで、特色でもあるスピーディーな場面転換が見所のひとつです。役者さんたちは前記しましたが、すごくユーモラスな仕上がりでした。だから上演中の劇場内は笑いで溢れ、でも見せ所ではしっかり楽しませてくれるプロ揃い。ドラマティックな音楽が大音量で流れたりするなか、ダイレクトでストレートな台詞や展開を、しっかり体現できる方が揃っているんですよね。特に終盤に行われる暗闇という設定のなかで行われる殺陣は、とても見応えがある仕上がりだったと思いました。ハラハラと舞台上の展開に感情を左右されつつ、最後はハッピーエンドで終幕します。今回の作品は幕末劇であり、人間ドラマであり、ラブストーリーでもある。エピソードや人物描写が混在するのにスッキリ纏まり、なのに見応えがある作品だと感じました。
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