T2Oさま
ウェッブログ「藤田一樹の観劇レポート」の藤田です。レビューをお読みいただきまして、
ありがとうございました。そしてこのレビューに対するご意見を頂き、興味深く拝読いたしま
した。自分のつたない文章のせいで上手く感想が表現されておらず、混乱や誤解が起こっ
ているように思いましたので、ご指摘の件について返答させていただきたいと思います。
T2Oさんはこのレビューから「変化がないからスタッフワークの完成度が低い」という感想
を読み取られたとの事ですが、私の伝えたかった感想とは大きく異なっていますので、まず
訂正をさせて頂けますか。私自身「変化のない舞台」を、否定しているわけではまったくあり
ません。現にT2Oさんが上げられた「青年団」が良い例だと思います。ここで重要だと思うの
はそれに対して魅力を感じられるか、あるいは魅力を感じられないか、ということだと思いま
す。今作では舞台を通じての質感や雰囲気をあまり感じませんでした。例えば旧い城下町
や年月を重ねた家の空気や雰囲気など、更に舞台美術や照明が雄弁に語ってもいい気がし
ましたので、このようなレビューになりました。もっと役者さんやスタッフワークなどの可能性
が広がる気がしまして、最もその可能性を感じたスタッフワークについて詳しく執筆しました。
また、このような作風に対して「それにOKを出しているのは演出なのですし…。」とのことで
すが、私もそれは自覚して感想を執筆いたしました。演出は舞台のどの分野にも大きな関
わりを持っていると思いましたので、特にレビューの中で書くことはなく、美術や照明につい
てのスタッフワークを中心に書いております。説明が不足していたかもしれません。混乱を
させてしまいまして、申し訳ありませんでした。個人的な考えですけれども、きっと同じ舞台
を観ていても観客一人ひとりが、それぞれ別の感想を持っている気がします。例えば「賛否
両論」というのはとても価値があり、またこれは非常に豊かなことだと思いました。私の感想
はつたないものですが、大勢いる観客の感想の一つだと思っていただければ幸いです。すっ
かり長文となってしまいましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ウェッブログ「藤田一樹の観劇ポート」主宰・藤田一樹
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