作:ハロルド・ピンター 演出:スタン・フィリップ 出演:村田牧子(青年団)、永井秀樹(青年団)、ジャンガブリエル、スタンフィリップ 全席自由・日時指定:¥2,500〜3,500

照明:小林英典 写真:フィリップーピエール ペルティエ 協力:東京日仏学院 日本語字幕付上演 主催・企画制作:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 企画制作:リーベルテアトル

07年8月23日(木)〜26日(日) /こまばアゴラ劇場/http://www.libertheatre.com
こまばアゴラ劇場による「夏のサミット」の参加も今回で3回目となる、劇団リベールテアトルによる最新公演に足を運んで来ました。2005年にノーベル文学賞を受賞したことでも有名な、ハロルド・ピンターの戯曲「コレクション」を取り上げ、スタン・フィリップさんが演出を手がけられます。

こまばアゴラ劇場の黒壁が露出した状態の空間。黒い布に包まれた丸椅子やベンチが点在していて、後方の端には色鮮やかな布が垂れ下っています。照明も非常にシンプルに舞台を演出し、音楽もほとんど使用されない、限りなく簡潔性のある抽象的な舞台空間に仕上がっていました。
フランス人が2人、日本人が2人の計4人の出演者が、それぞれの母国語で台詞を語る演出スタイルでした。フランス人はフランス語、日本人は日本語というように。当たり前だけれども良い意味での違和感があり、物語自体も非常に異質的な手触りのある作品でした。
出演者のなかでも紅一点の女性(村田牧子)をめぐって、3人の男性が嘘や疑惑に翻弄されつつ、状況が複雑に変貌を遂げていきます。非常に不毛な掛け合いが展開されていくので、難解や不条理といった言葉にも当てはまる気がします。上演時間が1時間弱だったのが爽快でした。
劇団リベールテアトルは、演劇をこよなく愛する人たちの出会いから生まれました。夏のサミットへの参加は、今回で3回目となります。海外の演劇を日本の方々に見ていただく機会を増やしていきたい、そして 想像力豊かでファンタジックな作品を作っていきたいと考えています。今回は、2005年ノーベル文学賞受賞の記憶も新しい、ハロルド・ピンターの戯曲を上演します。 −−−−−「こまばアゴラ劇場」より