「真心一座 身も心も『第二章 流れ姉妹−ザ・グレートハンティング−』」
出演:河原雅彦、千葉雅子、坂田聡、村岡希美、高田聖子(2代目ゲストレイパー)、小林顕作、政岡泰志、伊達暁、信川清順、相島一之(2代目ゲストラバー) ¥5,500

作:千葉雅子 演出:河原雅彦 照明:倉本泰史 音響:大木裕介 衣裳:木村猛志 映像:ムーチョ村松 美術:片平圭衣子 演出補:葛木英 演出助手:福本朝子 舞台監督:高橋大輔+至福団 宣伝美術:coa Graphics 写真:引地信彦 イラスト:ケン月影 Web:新藤健 広報:吉田由紀子 票券:西川悦代 稽古場進行:川辺美代 制作:佐々木康志 プロデュース:伊藤達哉 宣伝協力:マガジンファイブ 制作協力:ゴーチ・ブラザーズ 主催:赤坂レッドシアター、TOKYO FM

07年10月6日(土)〜21日(日)/赤坂レッドシアター/http://mimokoko.net/
「真心一座 身も心も」は“小劇場界の大衆演劇”を上演するユニット。ナイロン100℃の村岡希美さん、猫のホテルの千葉雅子さん、河原雅彦さん、坂田聡さんの4人で構成されています。今回は2年前に行われた旗揚げ公演であり、『「流れ姉妹」シリーズ』の続編にあたる第二回公演でした。

分けあって日本各地を転々と放浪していく、たつこ(千葉雅子)とかつこ(村岡希美)の姉妹。2人は別々の道を歩んでいきながら、たつこはゲストラバーに恋をして、かつこはゲストレイパーに凌辱される、というのがこのシリーズの特徴というかお約束。劇団員のほかにもガヤ四人衆(小林顕作、政岡泰志、伊達暁、信川清順)が舞台を盛り立てて、ゲストラバーとゲストレイパーは公演の度に招かれるスタイルです。
芸達者な役者さんが小さな劇場で所狭しと駆け抜けて、サービス精神旺盛な見せ場が随所に散りばめられた娯楽作品、そう、まさに“小劇場界の大衆演劇”でした。まったく飽きることのなかった2時間10分弱、めちゃくちゃ面白かったです。
キャスティングやストーリー展開、演出効果などを初めとして、第一章よりも確実に飛躍を遂げていた気がします。また、前知識が無くても(第1章を知らなくても)十分に楽しめる構造だと思います。
赤坂レッドシアターという小規模な劇場を会場に、あの手この手で観客を楽しませてくれて、突っ込みたくなるようなおバカなことを役者さんが本気で演じてくれます。ゲストの高田聖子さんがあまりにも面白すぎて爆笑。ガヤ四人衆が次々と役柄を変えて登場してくるのも楽しいです。
こういうスタイルで成立する作品はなかなか少ないんじゃないかな、と。この作品はすべてにおいて的を得ているというか、絶妙なバランスを保ったプロダクションだと思います。第3章が上演されるときも絶対に行きたい。そう思えてすごく嬉しかった。次回に続いていくことを期待しながら、賑やかな雰囲気に満ちた劇場を後にしました。ちなみにこの公演は、明日まで赤坂で行われています。