「東京メダカ」・・・環境省のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されているメダカの一種。
東京メダカというから姿かたちが特別に違うのかと思ったら・・・東京産のメダカだから東京メダカと呼んでいるらしい。
DNA鑑定による日本のメダカは14種類に分類されそのうちの2種類が東京メダカとか・・・
2年前から都内の川や池20ケ所を調べた結果・・・野生の東京メダカがいたのは民有地の池1か所だけだったという。
もちろん池の場所は公表されていない。
東京メダカが減少したのは・・・小川や田んぼなどのすみかが消えたことに加えて九州原産などの外来種により東京メダカが駆逐されてしまったというのが原因らしい。
貴重な東京メダカは葛西臨海水族館の一角で飼育されている。
それも立ち入り禁止区域。
葛西臨海水族館に岩魚やヤマメなどは展示されているが・・・東京メダカは展示されていない。
メダカは外見では判別しにくいため飼いきれなくなったメダカを水槽に入れて混ぜる人がいると困るというのが非公開の理由のようだ。
現在飼育されている東京メダカは数百匹。
もうこれだけになってしまうかもしれないという危機感がある。
言われてみれば東京メダカも秩父岩魚と同じ運命。
秩父岩魚は濃い朱点の美しい岩魚なのだが・・・今では滅多に出あうことはできない。
乱獲と無作為の密放流が横行して・・・奥秩父の渓に生息しているのはそのほとんどが秩父岩魚ではない。
秩父岩魚が完全に消えてしまった奥秩父の渓も多いと聞いている。
そのため純粋の秩父岩魚を守ろうと色々な人が立ち上がって保存の呼びかけや放流などを行っている。
「種」を守るということは難しいことなのだ。
東京メダカが繁殖して沼や池で泳ぐ姿を見られる日かやってくるのだろうか。
写真を見るとかなり大型のメダカのようだ。
池で泳ぐ東京メダカに何時の日か会ってみたいとオイラは願っている。
<追伸>
「東京メダカ」は昨年11月27日に読売新聞に掲載された記事を参考にしています。