2018/3/1

2018年2月の読書  

2月の読書メーター
読んだ本の数:14
読んだページ数:3336
ナイス数:450

ワニの町へ来たスパイ (創元推理文庫)ワニの町へ来たスパイ (創元推理文庫)感想
年若い女スパイが主役のコージー・ミステリであるはずなのに特筆すべきは老人力?!もうおばあちゃんたち最高!!(ロマンス度★★グルメ度★★★アクション度★★ミステリ度★★★ジェンダー度★★★★お楽しみ度★★★★老人力★★★★★)
読了日:02月01日 著者:ジャナ・デリオン


地下鉄道地下鉄道感想
原題はUnderground Railroad でピュリッツァー賞受賞作
とくればこれはもう史実を基にしたフィクションで、舞台は19世紀のアメリカ、虐げられた黒人奴隷が自由を求めて南部から、北部をめざして逃亡していく話、あるいは命をかけてそれを手助けする人々の話に違いないと思ってそれなりの覚悟と期待をもって読み始めたのだが、アーサー・C・クラーク賞を受賞した理由については考えても見なかった!(驚)
読了日:02月05日 著者:コルソン ホワイトヘッド,Colson Whitehead


とびっきりの おむかえとびっきりの おむかえ感想
「おむかえ、まだかなあ?」その日、おむかえにくるはずのおじいちゃんがなかなかあらわれず、ジョバンニはさいごひとりになってしまいました。そんなとき、いっぴきのしましまのねこが!よくみるとそのねこ、おじいちゃんにそっくりのめをしていたのです!原題は「Questa s? che ? una sorpresa!」いたばし国際絵本翻訳大賞イタリア語部門で最優秀賞を受賞された山根和子さんの翻訳です。想像していたよりも小ぶりの絵本でしたが、想像していたとおりの鮮やかながら優しい色使いが美しい絵本でした。
読了日:02月07日 著者:ニコラ・チンクエッティ


大いなる夢よ、光よ (津島佑子コレクション)大いなる夢よ、光よ (津島佑子コレクション)感想
短篇「光輝く一点を」と、長篇「大いなる夢よ、光よ」を収録。息子を突然亡くした母親が主人公で、彼女は幼い頃に父親が自殺し、中学生の時にダウン症だった兄を亡くしているという著者を思わせる設定は、既刊コレクション収録作品と同じだがその感触はそれぞれ全く異なっている。「三部作」とされるこの作品群は、元々それぞれが独立したものであるから、どれから読んでも、どれか一つ読んでもそれぞれに読み応えのある作品なのだが、こうしてコレクションとして続けて読んでいくことによって、新たに見えてくるものがあるようにも思われた。
読了日:02月09日 著者:津島 佑子


いつもそばにいるからいつもそばにいるから感想
ジェイクにとっておじいちゃんは父親代わりというだけでなく自慢の種だった。そんなおじいちゃんがアルツハイマーになり、次第に目を離すことができなくなってしまう。10代前半の多感な少年には目をそらしたくなるような現実だった。とてもいい話なのだ。介護の問題は時代も地域性もその国や自治体の施策にも左右されることもあるとも思う。でもやっぱり、自分に引き寄せて考えるとき、ジェイクと家族の選択は、本当にそれでよかったのかと考え込まずにはいられなかった。
読了日:02月12日 著者:バーバラ パーク


収容所のプルースト (境界の文学)収容所のプルースト (境界の文学)感想
ソ連のラーゲリ(強制収容所)で、零下40度の極寒と厳しい監視のもと、チャプスキは同房の面々を前に、プルーストの『失われた時を求めて』を題材に連続講義をおこなった。手元には一冊の本もなく、ただ自らの記憶だけを頼りに。実を言うと私はまだ“失われた時を求めて”物語という広大な世界に一歩足を踏み出したばかりではあるのだけれど、この“講義”を受けて改めて、必ずやこの旅路を歩き通そうと決意を新たにした。
読了日:02月14日 著者:ジョゼフ チャプスキ


バッキンガム宮殿のVIP (創元推理文庫)バッキンガム宮殿のVIP (創元推理文庫)感想
アメリカ育ちの英国人女性マーガレット・ホープ(=マギー)が、チャーチル英首相の元でスパイとして活躍するシリーズの第6弾。ところどころに史実を混ぜ込んだフィクションなのだが、皮肉なことに戦争が女性の社会進出を後押ししたという事実を鮮やかに描き出したところが興味深い。
読了日:02月17日 著者:スーザン・イーリア・マクニール


十二の月たち (世界のお話傑作選)十二の月たち (世界のお話傑作選)感想
チェコの国民的作家ニェムツォヴァー・ボジェナによるスラヴ民話の再話を元にした絵本。吹雪の夜に久々に手にしてみた。出久根育さんの描く吹雪の素晴らしさを北国に暮らすようになって改めて実感する。マルシャークの戯曲「森は生きている」と違ってわがままな女王も、親切な老兵士も出てこないけれど、そのシンプルさが民話の良さでもある気がする。
読了日:02月17日 著者:ボジェナ ニェムツォヴァー,出久根 育


森は生きている (岩波少年文庫)森は生きている (岩波少年文庫)感想
「燃えろ〜燃えろ〜あざやかに〜♪夏はカッカと照るだろう…」子どもの頃この物語の人形劇が大好きで、今でもいくつか歌が歌えるのだけれど、改めて読んでみるとその歌詞もこの湯浅訳にかなり忠実だったのだことに気づいて驚く。ロシアの詩人マルシャークがスラヴ民話を基にした戯曲は、ソビエトを代表する児童文学の1つに数えられる素晴らしい作品ではあるが、今の時代に改めて読み直してみるとそこここに「ソビエトらしさ」を感じさせる作品でもあるなあとも。
読了日:02月17日 著者:サムイル マルシャーク


オンボロ屋敷へようこそ (ゆうれい作家はおおいそがし)オンボロ屋敷へようこそ (ゆうれい作家はおおいそがし)感想
イグナチウス・B・ムッツリー氏は、ミステリ&パニック&ホラー小説作家。彼の代表作でもある「ゆうれい使い」シリーズは、子どもたちに大人気で既に12巻まで刊行されている。その夏、彼はシリーズの続編に取りかかるために、静かな環境で執筆に専念できる家を探していた。とにもかくにも少しばかり気分を変える必要があったのだ。なにしろ彼ときたらかれこれ20年もの間スランプにおちいっていたのだから!やまねこ翻訳クラブの宮坂宏美さんの訳。全編が手紙やメモやイラストやローカル新聞記事などで構成されているユニークな物語だった。
読了日:02月19日 著者:ケイト・クライス


魔法にかかった男 (ブッツァーティ短篇集)魔法にかかった男 (ブッツァーティ短篇集)感想
初期から中期にかけて書かれた20作品を収録。しかも1篇をのぞく19篇が初訳というのだからなんとも贅沢な1冊。短いものは10ページにも満たないが、 いずれもかなりの粒ぞろい。寓話的な物語あり幻想的な物語あり、登場人物も物語の舞台も様々なのだが、いずれも読んでいて“ぞわぞわ”する読み心地。ホラーのように怖いわけではないし、ユーモラスな部分もあるのだが、総てが語り尽くされないがために
なんだか妙に不安をかき立てられた。

読了日:02月21日 著者:ディーノ ブッツァーティ


貧乏お嬢さま、ハリウッドへ (コージーブックス)貧乏お嬢さま、ハリウッドへ (コージーブックス)感想
母のお供でアメリカに渡った公爵令嬢ジョージーが、例によって例のごとく死体に遭遇するのはお約束。このシリーズの読みどころは、実在したあの人この人が登場して主人公や事件と絡むこところにもあるのだが、今回の出演者はなんと、チャーリー・チャップリンその人!しかもそんな役でいいのか〜!チャップリン!という役どころだったり。相変わらずのはちゃめちゃぶりはまずまず楽しかったが、やっぱりこのシリーズは、英国王室がらみの方が断然面白い。次回は再びイギリスへ。そろそろ大団円に向かってあれこれと進展があっても良い頃だよねえ。
読了日:02月24日 著者:リース ボウエン


ピクニックにいこう!ピクニックにいこう!感想
【食いしん坊のあなたにお薦めのやまねこ本】と聞き、読んでみた。まさかのオチに思わず笑ってしまったw
読了日:02月25日 著者:パット ハッチンス


シロクマが家にやってきた!シロクマが家にやってきた!感想
玄関を開けたらトランクを抱えたシロクマが立っていた?!なんて滑り出しで始まる話は、ナンセンスながらアットホームなコメディだろうと思わない?!ところがこの本ときたら、めちゃくちゃシリアス。障がいをもつ弟のせいでいつもがまんを強いられる…と不満に思っている少年の前にある日突然シロクマが現れて……。いい意味で期待を裏切るユニークで温かな物語だった。 
読了日:02月28日 著者:マリア・ファラー

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