「日本人のあごは大丈夫か? 2 −日本人の未来の顔に不安−」
審美歯科
「日本顔学会」というユニークな学会がある。そこに所属する研究者たちの予測によると、遠からず日本人の顔は、「あごが極端に尖った細い二等辺三角形」のようになるという。
現代日本人の顔は、1万年以上前から日本列島に住んでいた縄文人と、2000年前に大陸から渡来した弥生人が混ざり合って形成されている。その変化の過程を延長していくと、未来の顔≠ェ出現する。その顔がかなり問題なのだ。
あごが細くなりすぎると、上下32本の歯が生えるスペースが確保できなくなる。そのため、歯並びがデコボコになったり、生えるべき場所に生えず、横に飛び出したりという不都合が起こってくる。また、下あごの骨が伸びすぎると、下の歯が前に出てしまう不正な咬合、いわゆる受け口も起こりやすい。
かくもあごが細くなってきたのは、やはり日常生活で、「ものをきちんと噛む」ということを、疎かにしてきたからだ。あごの骨も、体の他の骨と同様に、鍛えれば頑丈になる。今からでも遅くはない。
日本人のあごの将来のためには、子どもたちには干物やたくわんなど硬い食物をバリバリと食べさせて、咀嚼筋を鍛えてあげたい。そうすれば、日本人のあごは少しは守られるだろう。