2015/6/10

自然写真部門のblogを移転しました。  
自然写真部門のblogを以下へ移転します。
http://bcqali.exblog.jp/
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2015/5/28

弘法も筆を誤る。。。  nature
さて道東へトリップする前に例のふたりの様子を伺いに行く。

ふたりの行動パターンはちょっとナーバスで偵察行動が多く、孵化後初期の感じがありありとしている。
餌を運んでるようでどうやらめでたく育雛してる模様。

そして今日は僕の横1〜2mくらいを飛び抜けたりとなかなかの迫力。
(もちろん撮れないけどね^^;)

そんな中、落ち着いてきたころ(?)に事件発生。

オス。巣から飛び出すときに落ちる。。。^^;
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まぁ、入口が引っ掛かりやすいとはいえ、まさかつまずいて落ちるなんて。。。大の鳥がすることか?
相変わらず、おっちょこちょいで自由奔放で相方に頭の上がらない、憎めない性格のオス。
がんばれよ〜♪

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2015/5/9

Probably it laid eggs.  nature
昨日までと比べ二人の行動がわずかに変化した。
落ち着きが生まれ、ひたむきさが現れた。
交代の催促を大げさに叫ぶことがなくなり、これまで腹がすいたらとっとと巣から出て行った彼らが巣を一時も空けることがなくなった。
ふたりとも何かのために我慢を覚えたようだ。

「何か」
おそらく今朝、産卵したと思われる。

数日前の雌の行動パターンから産卵が近いと読んだので、日おいてからの観察を試みた。
笹藪に紛れるように隠れ、可能な限りシャッターも押さず、身動きせず、一日10〜13時間の観察は、彼らの生活を極力自然の状態に近い環境で見せてもらうためなら苦ではない。
小鳥が笹藪の中を僕のまわりで遊ぶようになり、クマゲラも数m前の樹にとまるようになったころ、この一番デリケートな事が起こったと思われることにひそかに笑みがこぼれた。

そして今日何度も隣のテリトリーから別のオスが来て激しいドラミングとコールを繰り返し、このつがいの巣から十数m先の木の梢まで幾度となく侵入してきた。
が、ふたりとも慌てることもなく声をひそめ、事を荒げなかった。

ふたりは新しい命を繋ぐためにとても純粋だった。

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2015/5/4

交代時間  nature
巣の留守番の交代時間は概ね1〜1.5時間。

オスが少し超過したためメスは激怒プンプン丸で
『おのれ〜〜はよ帰ってこんかぁ〜〜い!とオスに強制交代させた後、3時間半帰宅せず。

オスはというと。。。

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『あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜、は〜〜らへったぁ〜〜♪
   め〜しくぅ〜わせぇ〜〜〜〜♪』

『もうすごい時間経ってるよ〜〜〜〜  さっきはごめ〜〜〜〜〜〜ん!』


『ごめんて言うてるや〜〜〜ん、どこおんの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
*キュイ〜〜〜ンを悲しい感じで連呼し探して回る。。。

ああ、いつの世も男は弱い。


次の交代をビデオに撮ってあるのだが、惚れた弱みかオスのしぐさがほぼ下僕www
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2015/5/2

夜明けの森  nature
夜明け前、まだ静かな森に入る。
わずかに残る残雪の上にアカエゾの葉や松ぼっくりがたくさん落ちている。
残雪は薄く、時々笹のはね返る感触がする。
こんなギリギリの残雪具合が大好きで、道を外れて思うがまま、導かれるままに森の奥へと徘徊する。
昇り始めた陽が森の中に少しずつ届いてきた。
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森の影は涼しく、いや冷たくダウンにジャケットを重ね着するほどなのに、陽差しに入ると心地よいぬくもりを感じる。
だんだんと鳥たちの合唱が大きくなり、心地よい眠りに落ちそうになってきた。

その時、すぐ近くでけたたましい声がした。
『ケェーケッケッケッケッケッケッケッケッ! キロッキロッキロッ!』

近すぎるなぁ。下手に動けない。
一瞬見えた黒い影が飛び移った樹へ牛歩戦術のように回り込むと。。。
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いた。クマゲラだ。
ねぐらの穴からいつ飛び出そうかタイミングを見計らっているようだ。
無理せず数枚シャッターを切り、目線を外してあげると離れた樹へ飛び移った。
もう少しだけ撮らせてもらうとどこかへ飛び去って行った。

その後も声の主はあちこち飛び回り、やがて森は静かになった。
朝一番の贅沢。
あしたもいただきに行こうかな。
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2015/4/30

フォトツアー  photo
昨日までの農作業から一転して今日はフォトツアー♪

一眼レフを初めて手に入れたので「最初から教えてくださ〜い」という初心者ツアーです。

旭川から車で移動中に写真や音楽の話。
ご本人はチェロを弾いてるとあってか音楽の話題で盛り上がり、「音楽と写真って一緒ですよね〜」などとそれぞれの立場の違いのアプローチが違えど見ている先が同じだったりと、なかなかおもしろい。

さて最初の撮影地の東川町キトウシ森林公園につくと、、、サクラマックス^^!
昨夕に下見した時は、「お、咲いてるんだ〜」てなぐらいだったのにラッキー。

まずはカタクリの撮影。
と、その前にカメラのボタンやダイヤルの説明。
「これはそのときの心の気持ちを表現するんだよ〜」とか、
「こっちは何にどのくらい注目してるかってやつで〜」など、
かたっ苦しい単語を感性に置き換えて操作。

それでは撮影スタート♪
すこしづつ心の中を写し取る作業に没頭していると、
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最初はこんな姿勢が30分後には、、、
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地べたに着いちゃってます・・・^^;

ちょいちょい写真を見ながら本人の表現したいことのアドバイスをしたり、カメラの扱いをその都度教えたり。
お次はサクラマックス。
見る見るうちに咲いてしまい、ほとんど八〜九分咲き!!
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だんだん自分の表現をわかり始めたようで、ちょいちょい写真を見ると 「おっ!これいいね〜〜♪ なかなかこの視点で撮る人いないよ〜」というのがでてきた。

そんなこんなであっという間に6時間!!!
最初、ぼくはここで撮影始めると一日でも二日でもずっといられますよ〜という言葉に目を丸くしていた本人も、これにはびっくり^^
そういうものなんですよね〜 気持ちが集中すると。

場所を変えて天人峡の森の神様へ。
華やかかな場所から一転雪解け直後の緑のない世界で勝負。
どのように撮りあぐねている具合を様子見る。
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【対峙】・・・本人右下にいる。
難しいんですよね〜このタイミング。
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【静かに始まる春】

こういうときに心が何に反応するかとか、何かを見つけてどう表現するかは本人の経験の蓄積次第なので無理せず次へ移動し、旭岳温泉で雪解けの中の水芭蕉とリュウキンカを撮影。
お気に入りのポイントでひとしきり撮影して本日終了♪

カメラの操作も少しはできるようになったし、カメラが心を写す道具だということも経験で理解してもらえたと思います。
どんどん心の写真を撮ってくださいね♪
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2015/4/5

皆既月食  nature
久しぶりに星景写真を撮りにゆく。
ちょっと天気が良くない予報なので白銀荘前で友人と遊んで状況を待つ。

雲の動きが予報よりいい。
今日を逃すと3年後まで見られないのでここは行くしかない。

狙ったポイントにつくとウェアを着こみ、2-3口ウィスキーを喉に流し込みセッティング。
しかし春が近いとはいえ暖かい。
ほとんど初夏のビバーク撮影と変わらずマイナス5℃くらい(ダウンもちろん着ますよ)だったので、今日はシェルターも張らずに体のみで撮影。

山の中腹では月の出時間は2時間ほど遅れる。
噴煙の後ろに月が来た頃は怪しい影を写しだしたと思ったら、一気に暗くなる。
すでに皆既は始まっていて姿を現したころには半分の月になっていた。

さて本番。
今回はたった12分の勝負。
皆既の時間帯は山も月食も写しこむには非常に難しいので、待ち時間で考えたイメージをもとに現像可能範囲も考えた一発勝負の10分露光。

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【赤銅の軌跡】
シュールなカバワラ(ダケカンバが立枯れ)のシルエットと、妖しく輝き赤みを帯びた月の軌跡。
大雪山の夜が静かにダイナミックに輝いていた。
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2015/4/2

『 書 』  nature
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【 絆 】

「『書』は一枚の紙に描いた文字ではなく、ひとつの空間における『間』なんだよ」

20年以上前、屋久島を旅した時に軒下を借りた土産物屋の店主の言葉だった。

「お茶でも飲んで行きなさい。用事があるのでしばらく店番をたのむよ。」

店主はそう言って出て行った。 初めて会った旅人に。



タンチョウを見た瞬間この言葉が蘇った。

力強くしなやか。かすれるような筆の運び。
そして落款の朱。

確かなものと移ろうもの。
そして両者をまとめるもの。

タンチョウが舞う姿は『書』そのものだった。

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【 舞 】

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【 生命いのち 】


店主の持つ『間』は彼が見ている屋久島のそれだったのだろう。
そして僕の『間』は僕が描いたこれらなのかもしれない。

タンチョウたちとともに雨雪に打たれて得られたものは作品以上に大きい。
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2015/4/2

watch and try  photo
鶴居村。
昨夜降った雪でフィールドはフレッシュ。

さて風景専門だった僕なので、(なんちゃって)大砲レンズで流し撮りしたりするのは大の苦手。
というか、したことないので初日はタンチョウの観察を兼ねてイメージに近づけるためのシャッタースピードを探る。
しかも機材の6DはEOS KISS並みのへなちょこAFなうえ、タムロン150-600mmは流し撮り非対応の手ぶれ補正なので補正OFFという最悪コンビ。


この時期タンチョウは、求愛ダンス、子離れ、交尾、飛翔着陸と動きが激しいようだが概ねそれぞれの動きは単純。
だがそれぞれの動きは羽根や胴体、首が動くスピードが異なるためにどのくらいのスローシャッターでその行動を切り取るのかがキーになる。
まずはネイチャーセンターで各行動が始まるきっかけを勉強してから撮影に入る。

春近しとはいえ、冷たい雨や雪、みぞれが絶え間なく降ってて寒い。
閑散期とはいえども有名な場所。ほとんどのカメラマンが挫折するコンディションこそが僕の味方だ。
そこで12時間以上も立ちん棒なので僕もカメラも山岳冬季バージョンで完全防備。

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【とりあえず1/400で普通に】

立ってるだけの時間が多く、タンチョウを観察しながら自分が感じることを頭にまとめてゆく。
「フォルムの美しさ」 
「羽根は光沢を持ち、日中は汚れなどでくすみを伴うが、日没と同時に光沢が混ざりパールのようになる」 
「気が強い」
「することが分かりやすい」
「立ち居振る舞いの優雅さ」
「白、黒、丹、それぞれの中にある諧調の美しさ」
とくに最後のふたつが今回のイメージに重要。

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【これもとりあえず1/400】
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【1/6でのぶれたフォルムが美しい】

と試し撮りをしてみて、結局のところ行動の種類によるスピードの差は大きく、瞬時に1/6〜1/100の中で4段階ほどを判断しなければならなかった。

この機材じゃキツイ。。。  が。
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2015/4/1

タンチョウという存在 〜続き〜  nature
動物にばかり気を取られず、背後の景色も独特なものがある。

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砂丘のうえに広がっているアカエゾマツの純林。
12月に来た時、奥の森は苔むした林床で、サラリと被った白い雪を思い出す。
しかし、その直後に来た爆弾低気圧は満潮と重なり、木道だけでなく多くのアカエゾマツを薙倒した。
そして地盤沈下により塩水に浸かり、少しずつ木々は枯れて朽ちてゆく運命だ。
アイヌ民族が数千年も守り続けたこの森。
その原因が近代人類によるものが大きいとしたら、我々はなんと悪なのであろうか。

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荒野とも言えるような場所がこれほど美しく見えてしまう人間のエゴとはなんなのか、考えただけでも恥ずかしい。
いま目の前に見える自然がただ淡々としているように、せめて人もそうあるべき道と定めがあってほしい。


少しばかり考えることが多くなりすぎたので海に行ってみる。
最大標高80mの半島を横に納沙布岬のハイド(観察小屋)で半日過ごす。
鳥たちが手に届きそうな場所を飛ぶようになるとすごく楽しい。
海は大潮の満潮に向かっているため、大きく荒れ始めた。
すると目の前で波に遊ぶなにやら怪しい奴たち。

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ラッコが寄せる波に身を任せ、ゼニガタアザラシが波に合わせて潜りをして遊んで?いるように見える。
あはは、それこそグレーシャーベイ以来の生ラッコを初めて見た。
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「ん?見てた?」て顔はおじさんみたいだ。

飽きもせず何時間も見てるうちに波はとんでもないことになり、ラッコもアザラシも消えていった。


そして、根室付近で数日過ごしてとても目に焼きついた風景があった。

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風連湖から優しく吹く春風の匂い。
輝く湖面。
湖岸で集うハクチョウやワシたち。

そして一つがいのタンチョウ。
英語でjapanese claneといわれるほど日本を代表する鳥。

彼らは外敵から身を守るために釧路の凍らない川で寝て、給仕場所で餌をもらい、厳しい厳冬期を越えてきたタンチョウが、子育てを間近に周辺の湿原へ移動してきていた。

アラスカのようだった目の前の風景が一気に日本らしさを取り戻した瞬間、
僕の頭の中にタンチョウをモチーフとした画が浮かんだ。

明日からの天気予報は雪と雨。
イメージにはうってつけで、僕はすぐさまハンドルを握っていた。
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