八ヶ岳山麓には 白樺の群生地がある。
白樺の紅葉は 下から上へ楓や漆みたいに綺麗に紅葉はしない。かといって七回かまどにくべても燃えないというナナカマド見たいに実が綺麗というでもない。
でもこれが好きだ。ちょこつと カラカラになった葉を風が吹き飛ばす。そしてよく見れば 幹は 初夏のあのスノーホワイトじゃなくて秋から冬はシルバーの色になっている。
そして誰よりも早く 冬仕度して身軽になるのだ。夏山では 幹に耳をたてればドードーと水をあげている音が聴こえる。
昔の山岳人は 喉が渇くと幹に鉈を入れて滴り落ちる樹液で喉を潤したという。吹雪に耐え そして何もいわぬ。白い服を着た山の森の貴公子だといえる。
また僕はあのオレンジ色の落葉松の 紅葉も好きだ 地上も一面オレンジにしてしまうからだ。
今日ドライブして来たのだ。傷だらけのデジカメと。

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